暑い毎日が続いています。
天気予報を見ていたらこの小さな日本でも地域により大きな温度差があることを知りました。
北海道の東部が20度で沖縄が30度。
「温度の差は10度もあるのか〜。これだけあれば北海道は涼しいはずだわ!」とつまらぬことを思っていました。
でも冬のことを考えると、これだけ差があってもおかしくないですよね。
東京が10度であるとき北海道はマイナス5度などと言うことはよくありますからね。
これも15度の温度差ですから、10度程度の差というのは驚くほどの数値ではないですね。
さて、こうした暑い夏の夜、2週間ほど前には東京湾花火大会がありました。
6時半ごろ家路に向かっていますとバーンバーンと大きな音が聞こえてきました。
周りは高層マンションばかりなので花火は見えませんが、その前の週に神宮外苑の花火大会があったので、すぐに今度は東京湾の花火大会だと想像できました。
その夜は別に予定もなかったので、早速、自転車に乗って約15分程のところにある芝浦埠頭に向かいました。
走りながらそこまでいかなくても花火がきれいに見えるところはあるだろうと思っていたのですが、ここ数年の間にJR田町駅の近辺には高層マンションが建ちほとんど見えません。
昔と違い、今では高く打ちあがった花火しか見えなくなっていました。
結局、芝浦まで行くことになりましたが、ものすごい人出でした。
天気も良かったこともあり、片手にビールを持ちながら眺めている人も多くいました。
打ち上げ場に最も近い所で見ていることもあり、花火の残がいから出た紙片が海風に舞いパラパラと舞い落ちてくるほどでした。
爆発の煙の匂いも漂ってきます。
8時半のフィナーレの打ち上げではあまりに多くの花火で、その爆発煙が花火の美光を隠してしまうほどでした。
世界のあちこちで花火を見てきましたが、やはり日本の花火は一流ですね。
特にしだれ模様でパチパチと線香花火のように燃えながら火の粉が落ちてくるタイプのものが私は一番好きです。
高いものになると一発300万円もするそうです。
それだけのことあり、見た多くの人々から無意識にでる「ワァー!」という感嘆の声は、まさに心の底からの真の喜びや驚きをみちびきだすほどの美しさがあります。
そこには大人も子供も隔たりのない美に対する感激の世界があります。
でも、その花火の美しさも10秒も持たず消えていきます。
消えてしまうからこそ一層きれいにみえるのでしょう。
何かそこに深い意味を感じながら眺めていました。