先日タイの駐在員の奥様たちとお話をしていましたら、皆さんのタイでの生活がわかってきました。
押し並べていえば皆さん非常に満足しています。
満足していない点をいうならば、わがままなことなのですが「暇がありすぎる」といったところでしょう。
日本では小さな社宅やアパートに住み、都内に住むなどといったことは夢の話。
更に外出用のための運転手つきの車まで用意されているといった会社まであり、一般的に考えやりすぎと言わざるを得ないような待遇を受けています。
まさに、これは女王様です。
子供が学校にでかけてしまえば自分はフリー、何もすることはありません。
家事はメードがやってくれます。
ですから、お稽古事へ。
タイ語やタイ料理、フルーツカービングなどが人気のようです。
お昼にはお友達とランチをしながらおしゃべり。
その後はエステで体を磨き、夕方になって家にもどり夕食は自分で作る。
休日は日焼け止めをしっかり塗ってのゴルフ。
まず、日本にいればとても考えられらないような自由な生活を送っています。
エステやSPAに行くといっても、自分で探したりするのではなく、友達が通っているから、あるいは値引きが大きいからといった、宣伝をよくしているから行くといったように本当にそのサービスが他と比べて優れているのか否かといったことはほとんどお知りでは
ないようです。
「あーあ。一般的な所にばかり行ってもったいない。他にもっと良いSPAなどがあるのに・・・」と、ふと思ってしまいます。
そして、駐在中にしておきたい事はやはり脱毛とシミ取りだそうです。
どちらも技術の高いレーザー治療をタイでは受けることができます。
日本では価格も高いですから、この駐在チャンスをつかって、ほとんどの方が多かれ少なかれこの治療を受けられているそうです。(多分このバンコクの強い日差しでシミもふえているのかもしれませんが)
しかし、この話を聞きながら、旦那様も仕事のための接待だとか付き合いだということでゴルフや夜のネオン街での生活をおくっていられるように感じている私ですが、奥様たちも旦那さまに劣らずゴージャスな生活をしているようです。
帰国したら「あの時は何だったのかしら・・・」といったカルチャーショックにならないようにしてもらいたいものです。
また、駐在員を送っている会社側も安全のためなら何でもOKというものでもないと思います。
もっと現地を視察し、本当にこれ程までの生活環境を整えなければいけないのか、考える必要もあると思います。
これによりかなりのコスト削減ができるはずです。
日本の相場でものごとを考えるのでなく、現地の相場で考えれば彼らは間違いなく5倍以上の浪費をしていると思います。
人事部・総務部の立場であれば、もし何か事件が起きたら、自分達に責任が来て困るといったことからなのでしょうが、この過剰待遇を安全のためとか安心のためという言葉でカモフラージュするのはどうかと思います。
それほどまでにしなくても、十分に快適な生活はおくれるはずです。
日本と同じレベルで十分と思うのですが。
それでなければ汗水流して働いている日本の社員がかわいそうですよ。