先週は3日間の連休でした。
東京は台風が去った後ということもあって、真っ青な空の秋晴れ。
久々に街をぶらぶらしました。
いちょう並木に通りかかり、ふと足元を見てみると銀杏が一つぽつんと落ちていました。
「ああ、もうすっかり秋になったなあ〜。」と、しみじみとそれを見て感じました。
そういえば私が小学生の時に「この銀杏、茶碗蒸しに入れるとおいしいけれど、高いのよね」と母が言っていたのを思い出しました。
当時、友達と遊んでいると銀杏がたくさん落ちている場所に出くわし彼と一生懸命拾い、臭い皮をつめではいではポケットにたくさん入れてもち帰ったのを思いだします。
しかし、皆さんもご存知のとおり銀杏の実の皮はものすごく臭いですよね。
「何でこんなにくさいの?」と思うほどですよね。
ですから、手はものすごく臭くなるし、ポケットの中も臭い匂いで充満、家に帰ったとたんに「一体、何をしてきたの!」とビックリした母の顔。
ポケットから銀杏を出して、「これ、拾ってきたんだよ」と一言。
母もうれしい顔をするもののなんともいえない面持ち。
そのとき母が教えてくれたことは、銀杏の皮は手で剥くのでなく、皮がついたままでよいのでそのまま持ち帰り、しばらくそれを土に埋めておき皮が腐ったところで掘り出して、皮を剥くのよ。
そうすればこれほどまでに臭くもないし、簡単にむけるのよといった方法。
「なるほどそうすれば、皮もやわらかくなって簡単に剥けるよな。それでないとあんなに臭い皮むきなど誰もしないよな。早く知っておけばよかった。やはり大人は頭が良いんだな。」とつくづく思った小学2年生の私でした。
秋になるとビニール袋をもって銀杏を拾っている光景をよく見かけますが、多分この人たちは皆この方法を知っているのでしょうね。