先月はロシアに行ってきました。
西側のロシアは大昔行ったきりで長い間行ってなかったのでいつかチャンスがあったら行きたいと思っていた場所です。
ここ数年前から友人と会うたびに「今のロシアを見ておこうよ。エミルタージュの美術館へも一緒に行こうよ。」と誘うのですが、日数を要する事と費用もかかるので、あまりこの話に乗ってくることがありませんでした。
そして、この春「では、一人で行こう。」と決め、一人旅となると何かと費用が高くなるのでツアーに参加しようと思っていたところ、自分のスケジュールにあうツアーを発見。
早速申し込みました。
それから6ヶ月たっての出発となりました。
申し込みんだツアーは申し込み時点では20人に満たない場合は取りやめと言われていたのです。
それは10月半ばの日程であったこともあり、ロシアもだんだん寒くなり天気も悪くなりがちになり参加者が少ないと懸念していたのでしょう。
たしかに、「ロシアという場所、季節を考えると予定の人数集まらないかもしれないなあ・・」と自分自身でも思っていたところ、蓋を開けてみると64名もの参加。
これにはびっくり!
それも30歳代までの人はわずかに5人ほど。
ほとんどが中高年の女性。
中心は45歳から60歳ほどまでのご婦人組。
そして65歳以上のご夫婦。
これで全体の80%以上を占めます。
男性は全体の10%ほど。
それもそうですね。
皆さん会社の休みが取れないですからね。
参加されたご婦人方とお話していると皆さんすごいパワーの持ち主。
ご婦人というよりも、悪いですが「おばちゃん」といったほうがふさわしいほどのエネルギッシュな方々が多いのです。
どの皆さんも年に3〜4回ほどは海外に行かれている旅行通です。
これは今回はロシアということもあり、今までに色々な国をすでに訪問してしまった方が次にどこか行ってない国としてロシアを選択し、集まったのかもしれません。
多くの方が普段はパートや会社勤めをなさっていて、「たまには夫と別れて羽を伸ばさなくてはね・・・、主人は仕事で海外に行くチャンスがあるのだからいいよ・・・。」
「年とって海外に行ってもつまらないでしょう。そのうち両親の世話で出られなくなるかもしれないから今のうちに旅行しておかなければね。」などと和気あいあいです。
「皆さん、仕事しているのは旅行のため?」と思うくらいです。
「言葉なんか話せなくたって行けば何とかなるわよ。」と65歳のおば様。
「私はJALのマイレージポイント使ってきたのよ。だから航空券はタダで、安く来られたというわけ。」
「へ〜。どうやったらポイントそんなに貯まるの?」
「それはこうやるのよ・・・・。」
「ねえ、私はJALパックのツアーをいつも選んでいるのだけど、トラピックスやクラブツーリズムのツアーの内容ってどうなの?ホテルはいい?食事は?」などまさに情報交換の場。
それは楽しそうに話しておられます。
ですから、皆さんすぐにお友達となり、旅行の終わりに近づくとワインを囲んで「乾杯!!」。
「今度も一緒に行きましょうね。メールアドレス教えて!」の声が聞こえてきます
最近では1人参加の旅行者も多くなり、ツアーの多くが2人部屋を中心に設定しているものが多い中、一人だけの参加者を集めた特別企画のツアーも増えてきているそうです。
これもまた、色々な人と知り合えるチャンスがあり面白いということでした。
趣味のあるお友達を見つけるためにツアーの参加というのはとても良いかもしれません。
結婚相手を探す企画にツアーを盛り込むのもとても良いと思いました。
そういう企画も今後多く出てくるでしょう。
旅の終わりには、「次回はどこに行こうか?」とすでに考えているおば様たちでした。
*なお、ロシアは交通手段や言語のことを考えると初めていくのであれば、ツアーが絶対お得といった感じです。(街中を色々とめぐって頂きたいですがタクシーにメーターがないので料金は交渉。その結果、ぼられる可能性かなり高いようですよ)