まだまだ更年期障害に対する自己認識はあやふやなようです。
女性の方々は、何か体調不良になった際は婦人科を選ばず、他の科を複数受診しておられる方が70%だそうです。
また、これら婦人科以外の医師から婦人科や更年期外来への受診を進められた方は15%ほどで、80%弱の方が受診を勧められなかったというデータがあります。
これがまさに体調不良でいろいろな病院を回り悩んでいる女性の方々の姿を現しています。
このことは女性の方々に対して心理的負担、経済的負担、時間的負担を多くさせています。
と同時に、医師の現場においても更年期医療における理解がまだ乏しい実情を現しています。
更年期障害は、女性であれば起こるのは当然として、一つの老化現象と軽く思われているのかも知れません。
更年期を明るく健やかに過ごすためにも、更年期障害に対する認識をしっかり持っていただきたいと思います。