ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

今度は中国製薬への不信感?

2008.02.22

中国のギョウザ問題の原因究明が混沌としている中、今度はニューヨーク・タイムズが、中国の薬品会社のがん治療薬が原因で中国国内で薬害被害が深刻になっていることを指摘しました。

薬にまで中国不安が起きてはどうしようもありません。

困ったものです。

まして、食品に書かれている成分にしても基本的に50%以上、その成分がその製品に含まれない限りは具体的な内容を書く必要はないとされています。

ですから、例えば、レトルトカレーにおいて使われている具の中の肉が中国産であったとしても、これがカレーの中に半分以上入ってなければ「豚肉〈中国産〉」などと記載する必要はありません。

まして、中身だけを輸入し、これを小袋に分けて箱詰めするといった加工のみを日本で行った場合においては、この製品は日本製となってします。

中身がいくら海外のものであっても消費者にはわからないというわけです。

ここに商品の真の姿が見えないといった大きな盲点があります。

ですから、薬においても同様、原料を海外よりいれ、これをアメリカで錠剤にしてビン詰めすればアメリカ製品となるわけです。

今回、ニューヨーク・タイムズが指摘したことは実に大事なことで、民衆の立場に立った自然の意見だと私は思います。

ではこれをどのように解決するか?ですが、私としては答えは一つ。

企業はしっかりとした情報を消費者に提供し、消費が自分自身でそのリスクを判断して使うといったことしかないのではないでしょうか?

「リスクは自分で判断するから企業やお店は情報提供さえしてくれればいい」

これが基本だと思うのですが、どうも先進国では基本を忘れ経済主導型になっているように、私には感じます。

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