私は『やるしかない!』という言葉が好きです。
それは自分で決めたことを、くじけずに耐え抜くための言葉として自分に一番合っていると思うからです。
たとえば、オリンピック選手になる為には他人がやる努力の何倍もの練習が必要となるでしょう。
自分が腕立て伏せを100回しかできない、競合相手は200回やっている。
しかし、コーチは「1,000回やらねばオリンピック選手にはなれない!」と言ったら1,000回やらなければならないのです。
「何で1,000回やるの?何で700回ではいけないの?」などと考えたところでまったく意味のないことなのです。
1,000回やらなければオリンピック選手になれない、ただそれだけのことなのです。
つまり、それを終わらせないと次がないのです。
とかく私たちは「なぜ、なぜ・・・」と考えがちです。
考えるべき時に考えなくて、考えなくてもいい時に考えているように思います。
(特に若者にはそういった傾向があるように思います)
でも、事によっては考えても仕方がないことがあると思うのです。
自分が会社を辞めて独立した人。
でも、なかなか思ったように事業が進まない。
時間はどんどん経っていく。
お金もなくなる。
「どうしよう。困ったな?」と弱音が出る。
でも、そこで終わってしまっては意味がないのです。
この人は夢を実現するために独立したのだから、頑張るしか道はないのです。
ただそれだけです。
自分の目標に向かって進むだけなのです。
「何故、自分はこんなにつらい道を選んでしまったのかな?」などと考えても全く意味はないのです。
もう進み始めたのですから。
私はこういったように、ある面では「自分が決めたら、ただそれを行うのみ」といった単細胞的な考え方が生きていくために、あるいは何かを切り開いていくために非常に大事であると思っています。