ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

意外と知られていない亜鉛の働き。

2008.06.20

女性の方々がよく気にするミネラルとして最も一般的なのが「鉄」だと思います。

そして大事にも関わらず案外知られていないのが「亜鉛」です。

亜鉛は人体内の300もの酵素の働きに大きく関わっています。

ところが日本人の食生活においてはとかく不足がちとなり、国の推薦する栄養必要量に満たないのが実情です。

では、亜鉛とはどのような働きをしているのでしょうか?

そういわれても答えれる人はあまりいないと思います。

そこで、その働きについて少しお話します。

(1)細胞を再生させるミネラル

亜鉛は細胞分裂するときに必要なミネラルです。細胞が分裂するときに亜鉛が不足してしまうとDNAの取り込みがうまくいかず、新しい細胞が生み出されないのです。また、亜鉛は真皮よりも表皮に多く含まれており、表皮は角質を形成するケラチノサイトやメラノサイトなどが含まれ、真皮よりも新陳代謝が早いために亜鉛が大切になってくるわけです。

(2)抗酸化作用

強力な活性酸素を抑えてくれるミネラルです。抗酸化というとビタミンCやEが有名ですが、亜鉛も大事なミネラルなのです。

(3)味感覚

舌の味を感じる味雷細胞には亜鉛がたくさん含まれており、これで苦い、甘いなどといった味覚を感じます。舌の細胞は代謝が激しいので、亜鉛がとっても大事というわけです。

(4)妊娠の維持

妊娠初期に亜鉛を不足させると早産や奇形児の生まれる可能性が高くなります。亜鉛は細胞分裂に重要な働きをしているので、胎児が成長するためには多くの亜鉛が必要。

(5)性分泌の活性

精子や卵子を作るのに欠かせないミネラルです。亜鉛が不足すると性欲の減退や生理不順を起こしたりします。精液中の亜鉛濃度でもって精子の活動も違うということが報告されています。

(6)精神の安定

脳内で記憶をつかさどる海馬。ここにも亜鉛が多く存在します。ですからこれが不足すると記憶が衰えたり、イライラがつのったりします。

(7)アルコール分解

アルコールを分解するアルコール脱水酵素には亜鉛が無いとアルコールが分解できないのです。

このように他にもまだまだ多くの働きがありますので、亜鉛が多く含まれている牡蠣、ゴマ、ココア、豚レバーなどを取ることはとてもよいことですよ。

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