私がよく見る衛星TV放送に「Animal Planet(アニマルプラネット)」があります。
これは動物の社会やその習性を紹介するテレビ番組です。
これを見ながらいつも思うことがあります。
それは「人間は幸せだな」ということ。
放送を見ていると動物の世界においては周りはいつも危険だらけ。
それも命を失うほどの危険がうじゃうじゃしています。
例えば、場面はサバンナ。
ガゼルが群れをなして草を食べています。
向こうを見るとライオンがいます。
今はお腹がすいてないのか?彼らを襲おうとはしませんが、お腹がすいたら牙をむき襲い掛かります。
そういった、恐ろしい敵の前に彼らは生きて行かねばなりません。
これを人間の世界で言えば、
家を一歩出れば自分より何十倍も大きな体を持った人殺しがいるのです。
それもこちらをちらちらと見ている。
ふと、その人殺しは自分を追いかけてきてガブリと噛み殺すのです。
そして、息の根が泊まるまで喉にかぶり付き、果てには体をズタズタに引き裂いて食べるほどの獰猛な殺し屋なのです。
たとえ家の中で隠れていても、そこに居ることがわかればドアを打ち破って侵入してくるかもしれないのです。
そういった人殺しがうじゃうじゃと居るのです。
本当に考えただけでも、とても怖いです。
しかし、人間の世界においては動物社会のようなことはありません。
一般には他人が本能的に人を襲うことはありません。
安心して暮らせる社会が基本的に人間社会です。
だから、本当に自分は人間に生まれてきて良かったと思います。
最近、このような当たり前のことについて感謝したくなることがあります。