今年も後1週間を残すのみ。クリスマスはバンコクで向かえ26日に帰国しました。
今年の後半はどの国にとっても不景気の話しばかり。そのため高いものは売れないようで、安物を取り扱う店には人が多く入っていたり、70%値引きなどと言ったとても考えられないような超安売りを強調している店に人が足を止めているように感じました。ここまで大きく値引いているとその商品の価格は一体何なの?と思ってしますよね。
一方、オイルは110ドルから今や30ドル後半へ落ちたと言うのに、航空券は高値からさほど落ちていません。これはなぜ?あれほど早く運賃を上げていったに、落とすのはゆっくりしているといった企業の経営姿勢に誰が支持をすると思っているのでしょうか?消費者はすぐ安くなってくれることを望んでいるのですから、それがすぐにできないのか?を、しっかりと航空会社は消費者に知らせるべきだと思います。
こうした真実を聞くことにより、日本経済のゆがみが浮き彫りにされてくると思うのです。そして国民もこれを知ることにより政治・社会への意識の高まりも出てくると思うのですが。
今年は、先が不透明のままに日本経済は終わろうとしています。学生の就職問題、解雇者の増大、少なかったボーナス、株価の低迷、資産の下落等、本当に何をとっても楽しい話が一つもありません。
でも、長い目で見れば日本経済は低迷し続けたことはありません。昔よりも必ずよくなっています。ですから後は私たちの心理だけです。国に頼る生き方をするのか?それとも自分で人生を切り開くのか?単にそれだけと思っています。
例えば、これだけ金利が低いなら、どんどん借りて自分がしたいことをやってみればいいのではないかと思います。企業も体力があるならば失敗するのも早いほうがいいです。今であればお金を借りても、返済金利としてほとんど負担にはならないでしょう。しっかりとマーケットを見据え、そこに今まで誰も考えつかなかった、皆が便利になったり喜んだり幸せになったりするようなアイディアを持って行えば必ず成功するのですから。そこには不況という言葉はあてはまりません。
不況というのはあくまでも今までのようなことをしていたら不況の波に飲まれるだけであって、その不況をものともしない行動が今必要と思うのです。
「人間は考える葦である。」パスカルの言った言葉こそ、まさにこの不況時代にふさわしい言葉です。皆さん、この不況をしっかり受け止め、そこからすごい可能性を見いだそうではありませんか。そして世界を幸せにしてあげようではありませんか。
可能性は1つでもあれば可能。不可能はすべてが×のこと。つまり100%が駄目になったときに出すべき言葉。100のうち100が駄目になったら不可能。でも1つ、いや0.1でもできると言うのであれば可能といっていいのです。だから人生って面白いですよね。可能を探すまさにゲームだと私は思っています。逆にいえば不可能ということを言うのは非常にむずかしいといえるでしょう。
我々はとかく厳しい時や難しい問題を抱えると、消極的な考えを持ちがちになりますが、「何もできやしないわ、してもしょうがないし、するだけ無駄よ」などと立派なことが言えるほど利口ではないのですから、そんなこと言うのはやめましょう。まして、脳の3%も使わずに思考していると言われているのですから。
こういったまさに頭を使う絶好の時代にはせめて脳の6%(3%の2倍)は働かさなくてはもったいないと私は思うのです。これにより新たな希望や夢、幸せが生まれると思うのです。まさに「今はそれを生み出しなさい、真の生き方を見つけなさい。」と神が世の人に言っているような気がします。
では、今年のブログはこれで終わりとなりますが、毎回お読みいただきありがとうございました。また来年も頑張って行きますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
皆様も、良いお年をお迎えください。