ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

2種類の保湿剤。

2007.03.02

手元にクリームがあります。保湿をうたったクリームです。

成分を見るとシクロメチコン、ジメチコン、シリカ、そしてクロスポリーマーといった名前が成分表に書かれています。化粧品の成分表にでは含有成分が多い順に記載することが義務付けられているので、これらの成分がこのクリームには多く含まれていることになりますね。

これらの成分はどういう成分かというとエモリエント剤ですから、保湿目的のクリームという事はすぐ解ります。

ここで、皆さんに一口知識として説明しておきます。

「エモリエント剤」と「保湿剤」では何が違うのか?

これらの成分はともに皮膚の角質層の水分を保持して柔軟にする働きをもっていますが、エモリエント剤は皮膚表面をおおって水分の蒸発を防ぐ目的として使われます。

いわゆる膜作りですね。

ですから膜を油で膜を作る場合は植物性と動物性といったものに分かれ、主なものにオリ??ブ油、スクワラン、コラーゲンなどがあります。このほかにもワリセンや流動パラフィンなどがあります。

一方、保湿剤は水溶性の物が多く溶けて皮膚になじみやすい成分をいいます。例えば濃グリセリンやプロピレングリコ??ル、ソルビト??ルなどがあります。

そこで皆さんが気をつけなくてはいけないのは、エモリエント剤です。これは先ほども申しましたように肌に膜を作るのが目的です。一方、皮膚は本来の働きとして皮脂腺よりNMF(ナチュラルモイスチャライジングファクター)と言われる肌の保湿成分を分泌しますので、エモリエント剤をあまり塗ってしまうと皮脂腺をふさいでしまい、にきびが出来やすい皮膚状態を作ってしまうことを覚えておいてくださいね。

ですから、私はこのクリームはハンドクリームとして使っています。でも30gで10,000円のクリームは手にはもったいなく感じるので今回だけの使用で終わる予定です。。。

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