私の趣味の一つに熱帯魚飼育があります。熱帯魚の中でも海水の熱帯魚です。
その理由は、海が好きな事とダイビングが趣味な事からきているのですが、ダイビングは度々行くことが出来ないため、ダイビングを少しでもしている気持ちになれるようにするために熱帯魚を飼っているのです。
しかし、熱帯魚を飼っている方はわかるかもしれませんが、日の当たる部屋に水槽を置いているとすぐにコケが生えてきて、その水槽の掃除がとても大変です。ですから水槽が置かれている場所は暗いところが多いのです。
休日はゆっくりした時間を送りたいと思ってもこの掃除のために5時間ほどかかってしまい、いつも時間に追われているような気持ちになってしまいます。
でも、自分の趣味ですから仕方がありませんし、これを家族といえども人に任せているようでは趣味とはいえないし、可愛がっているともいえないと思い、誰にも任せず頑張って自分で行っています。
一方、この趣味で困るのは何と言っても熱帯魚の死です。
熱帯魚は何も言わずに死んでしまうのでどうしようもありません。
このため、家族もその責任を取りたくないので、その世話に係わりたくないことあります。そして、その原因もはっきりしないこと多いのです。犬であれば食欲がなくなった、鼻が乾いている、目やにが多い、歩きが遅いなどと目で見てはっきりとわかる症状がありますよね。
しかし、熱帯魚の場合はそうは行きません。
海水の温度が合わなかったのか、水質が悪くなったためなのか、病気になったのか、他の魚にいじめられストレスを抱えてしまったのか、さらには塩分濃度が変わったのかなど、色々な原因が考えられます。
このため、せっかく購入し水槽に入れたのに場合によっては、入れてから1日で死んでしまう事もよくあります。
先日買った口の先の長く鮮やかな黄色をしたフエヤッコダイたち5匹は水槽に入れてとても皆が元気に泳ぎ餌を食べていたのにもかかわらず、2日後の朝起きて水槽を見ると全滅でした。
もう、それはがっかりです。
「他の魚たちは元気なのに、何故君たちはそんなに早く死んじゃったの?黄色モンシロチョウのように水槽の中で岩の間をぬいながら綺麗な泳ぎを見せていたのに・・・。殺してしまってごめん!」
購入費用ももちろんですが、やはり私が買ったがために彼らの命を奪い取ってしまった気持ちがあり、これがやるせないですね。
「せめて、死ぬような状況となっていたなら、何かサインを出してくれたらいいのに!」といいたくなります。サインがなければ何もしてあげれませんからね。
このため、1ヶ月ほど水槽の中には魚がいない状態が続いています。
魚がいなければ、こういった大変な掃除もなくなりますし、魚にも迷惑を欠けることがないのですが、やっぱり、熱帯魚を見ると私はとてもリラックスでき、ダイビングをしている気持ちになり心も癒せます。
ですから、やはり魚を早く入れたいです。
そのためには空となった水槽ですが次の魚たちのためにその掃除は欠かすことはできません。
そして、その掃除を行いながら「今度こそは魚を不幸にさせないよう・・・」にと思いながら、次回、どの魚を買おうかと迷っている私です。