ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

人は自分の臭いには気が付かない。

2007.05.18

先日の海外出張は最悪でした。仕事が上手くいったかどうかということでなくて、帰りのフライトが最悪だったのです。それは、「臭い」なのです。飛行機が離陸した後に、この悪夢は起きました。

何か?変なにおいがするのです。すっぱくきつい!鼻をつく臭いなのです。

始めは「カーペットの汚れかな?」と思っていたのですが・・・。私の2つ隣の席の男性が飛行機離陸後に靴を脱ぎ足を組んでくつろいで新聞を読んでいるのです。きちんとした身なりをし風格ある雰囲気で、どこかの部長さんといった感じの方です。

しかし、この足がいけない。

靴下は足の油がいっぱい染み込んでいるのでしょうか?それを靴の中から出して外にさらすとは。まさに悪夢・・・。

すぐにキャビンアテンダントを呼んで席を変えてもらいたい事をそっと伝えました。

「どういたしました?」
「席を変えてもらいたいのです。」
「お客様、まだ当機は水平飛行になっておりませんので、お受けすることはできません。しばらく、お待ちください。席の空き状況も確認いたします。」
「いいえ、これは緊急なのです。このままだと私は吐いてしまいます。」
「えっ!?気持ち悪いのですか?」
「そうです。この席だとダメです。」

私は鼻と口をハンカチで押さえながらいいました。

「実は、隣の人の足のにおいが臭すぎるのです。」と、目で足を示唆しながらいいました。

彼女もビックリ。しばらく考えていたのかそれともにおいを感じようとしていたのかは解りませんが、すぐに「解りました。」とは言いませんでした。

しかし、男性は靴を脱いでいる。そして足を組んでいるために靴下が高い位置にある。ことから「この男性の足が臭いに違いない」と察したのでしょう。10秒ほどして、「解りました。ではそれでは、水平飛行になりましたら別の席にお招きします。」

「おう、これで救われる!!」でも何でこんなつらい目にあわなくてはいけないの?

その後、キャビンアテンダントは食事を出す際、手前でいっぱい息をして、その男性の前では息を止めているようでした。そして食事プレートを出す時もなるべく体をそむけて顔が足から離れるような格好で・・・。

そして、私の席に食事がまわってきた時「大変ご迷惑かけました。」と一言。つまり彼女もその臭いでまいったということなのでしょう。

「でも、その席の周りの人はよく我慢しているなぁ?」せっかく高いお金を出して乗っているのだからもっと心地よくしたほうがいいのに・・・。

このようにイヤな臭いは意外と自分にはわからないことが多く、周囲を非常に不快にする以外の何ものでもありません。冬場、コタツなどで臭い足が入ってきたときはたまりませんよね。まして靴下はいていると、その湿った靴下がコタツの中で乾かされ臭気を放つ。考えただけでも気持ち悪いですね。

そこで次回より2回に分けて、体の放つこの臭いについてお話したいと思います。

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