今回のタイは、羽田よりJALの深夜便でやってきました。
時々この便を使っています。
理由はバンコクへ早朝着き、イミグレーションも混んでいないし、朝から仕事ができるためです。
しかし、今回はイミグレーションにはものすごい人が並んでおり、ここで70分も待つことになってしまいました。
こんな事は初めてでしたので「ホテル」に着きフロントに聞いてみると、「おそらく欧州人のバカンスシーズンのためじゃないかしら・・」との答えでした。
言われてみればそういった感じがするものの、やはりタイは人気国でありLCC便も増えているのかもしれませんね。
とにかく、早朝の到着でこういった状態ですからで、他の時間帯での到着であったならどうなのでしょうかね。
皆さんもタイに行く際にはこの点を気を付けてくださいね。
一方、こちらに来てから気温はずっと30度ほどで、たまに雨が短時間だけ降るだけなので、非常にしのぎやすいです。
今日は一日中雲が覆っていたので、日も強くなく外出しました。
外に出てみると、少し雨が降っていたらしくホテルの周りの歩道は濡れており、そこにカタツムリが何匹かはい出ていました。
「こんなところに、大きなカタツムリがいるのか?」と思うほどです。
考えて見れば、ホテルは郊外にありますし、これだけ周りに草木があればカタツムリにとっては絶好の場所でしょう。
もぞもぞと動くこのカタツムリをじっと見ながら「田舎に行けばもっとカタツムリはいるのだろうけど、今までにタイでカタツムリの料理(いや、エスカルゴ料理というべきなのか)など見たことがないな、タイの人はタガメやコオロギなどをフライにして食べるけど、カタツムリは食べないのかな?このカタツムリは食べられないのであれば、品種改良でもして食料に出来るようにすればいいのに・・・。 いや、そんな事をしなくてもタイは食が豊富だからいいのかな?」などとつまらぬ事を考えていました。
そして、ふと自分の若き時代を思い出しました。
27歳より北アフリカのアルジェリアに駐在していたのですが、独立前はフランス領であったこともあって、この国ではフレンチレストランも多くあり、そこでは美味しいカタツムリ料理を食べることができます。
また、市場に行けば時々生きたカタツムリが売っていることもあります。
私はフレンチのカタツムリ料理がとても好きなので、ある時、市場で見つけたので、たくさん買って料理をし、仲間と一緒にワインで楽しもうとしました。
しかし、生きているカタツムリの料理の仕方がわかりません。
仕方がないのでとりあえず塩を少し入れたなべで茹でてみたのですが、どうもムール貝の塩ゆでのようにはいきません。
そこで、ゆで上がったカタツムリの中身をカラから取りだして、これをフライパンでオリーブオイル、バターにニンニク・塩・唐辛子・コショウを加えて炒めてみました。
でも、カタツムリのネバネバが出てきて、どう見てもおいしそうでないのです。
そこで、一端カタツムリをフランパンから出し、これに小麦粉をまぶして再度フライにし、食べました。
今となってはその味はあまり覚えていないのですが、「とてもおいしかった!」といった記憶はありません。
せっかく大きなカタツムリを60個ほど買ってきたのに、「失敗、残念!」と思ったような気がします。(やはりカタツムリ料理は難しかった!!)
後からアフリカに長年いた先輩に尋ねましたら、生きたカタツムリはしばらくの間小麦粉を餌として与え、体内をキレイにした後に料理をするのだと言っていました。
でも、その後はどうやっておいしいフランス料理にすればいいのでしょうかね?
今ならインターネットで調べられるかもしれませんが、当時は情報なしですし、さすがに
生きたカタツムリの料理方法は掲載されてないかもしれません。
でも、青春時代のよい思い出です。