ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

夫と暮らさぬ女性が増えている。

2007.06.15

同居期間25年以上の熟年夫婦の離婚は、ここ10年で2倍以上に増えています。同居期間30年以上でみると3倍近くになります。しかも、そのほとんどが妻からの申し立てによるものとのことです。

なぜ、こんなに熟年離婚が増えてきたのでしょうか?

理由には多々あるでしょう。

(1)夫の束縛から逃避
(2)自分の新たな人生への挑戦
(3)人生は一度限りへの認識度のUP
(4)自分一人でも自活できる社会環境の変化
(5)マンネリ化生活への嫌気
(6)離婚に対する世間認識の変化
(7)素敵な人の現れ
(8)等々

少し考えてみただけでも、いろいろな原因が出てきますね。

「私(妻)への行動束縛はもうこれまでにして。あなたが何も出来ないからと言って、私の時間までを束縛しないでちょうだい。私だって自分の人生があるのだから・・・」つまり夫婦間の気持ちにおいて、いつの間にかゆとりがなくなってしまい、これらの気持ちが爆発した時に別居や離婚につながることが多いいように思います。

また、母親として子育ても終わり、寿命が長くなっている現在では、女性にとって50歳以降には大きな人生が待っています。夫の死後、平均して妻は10年以上生きることになりますが、一人の女性として自分のこれからの人生の構築に真剣にならざるを得ません。

「夫だけの余生に付き合って一生を送るわけにはいかない」といったところでしょう。

つまり、女性は男性が想像する以上に現実的な前向きな生き方をしているわけです。男性はこれを認識すべきです。

このように考えると、なぜ結婚しないのかが見えてきます。結婚とは互いの人生における結合なのでしょうが、その継続には「適度な結合」が不可欠と言うことなのでしょう。しかし、それは見えない結合なのです。

その結合に対し「相手(パートナー)に何を求めるのか?」と言うと、きっと相手が空気のような価値を持った存在なのではないかと私は思っています。

いつもはその存在を感じないけど、なくなると困るような大事な存在。

ですから、夫婦間において「ゆとり」の言葉を変えると「隙間」を作ることがもっとも必要ということを示唆しているのでしょう。

確かに、建築の世界でも高速のビルを建てる時は決して地面と建物をしっかりと固定することはありませんよね。これをしたら地震があったらすぐ崩壊しますからね。

しかし、この隙間というものが人の関係においては見えるものでないだけに、難しいのでしょうね。まさにこれが人間社会です。

もし、この人の心の隙間が目で見えるような器具が作られれば世界で大ヒットするかも知れませんね。(悪い冗談でした。すいません。)

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