ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

このまま中国が大きくなったらどうなるか

2017.07.10

先週は中国でした。

当社が販売しているモミマーの製品チェックで工場を訪問しました。

商品に関しては工場側が100%製品検査をしていますが、さらに私たちがその商品を検査するために訪問しました。

しかし、この検査は意外に重労働なのです。

全ての機能について調べます。

機能に問題がないか単に駆動させるだけでなく、さらに実際の使用と同じように自分がイスに座って、製品に負荷をかけて問題ないかの確認も行っています。

1台の検査に15分から20分をかけて行いますが、かがんだり、立ったり座ったり、そして機械にもみまくられたりと、これを一日中、何日間も行っていると体の筋肉の疲れが取れるどころか非常に疲れます。

2日も行うと、もうくたくたで夕食も取りたくないほどなのです。

しかし製品が皆さんのお手元に着いた時に喜んでもらうのが私たちの責任ですし、マッサージ器は当社の新規事業ですので、私自らが工場に出向き検査を行っています。

一方で工場の人達は、何故日本からわざわざ社長までが来て、この大変な検査を行っているのかわからないようです。

でも、そんなこと私には関係ありません。

良い製品を届けたいだけですから。

さて話しは変わりますが、今回は自分なりに中国のこれからについて考えさせされました。

工場で商談をすると、人件費も材料費も高くなってきているので値引きはできないと言ってきます。

今まで中国で作れば安くできると考え、多くの海外企業が中国に進出してきましたが、今やその魅力はかなりなくなってきています。

更に製品の品質管理などを先進国の基準と比べますと、中国のレベルはまだまだかなり低いと言わざるを得ません。

それにも係わらず、「製品の価格は引けない」と言われれば、海外の進出企業は中国から他国に製造を移行していくのは自然の流れです。

一方、飛行機でもそうです。

機中では飛び立つまで中国の方々は大きな声で電話をしています。

日本人は決してこういった行動はしないです。

そして、飛行機が無事に到着地に着陸し、滑走路を走行し出すと、またすぐに電話が始まります。

駐機場に飛行機が着くと、安全ベルト解除OKの機内アナウンスを聞くことなく、早速立ち上がり頭上のロッカーより荷物を取りだし、我先へと機内通路に立ちドアが開くのを待ちます。

どうしてそんなにあせる必要があるのでしょうかね。

どうせ、預け荷物が出てくるまでに時間がかかるのにと思うのですが。

彼らが降りた後の機内はゴミだらけ。

新聞、雑誌、ビニール袋、スリッパ、お菓子のカスがあちこちに散乱しています。

私にとっては「一体、機内で何が起こったの?」と言いたくなるぐらいの散らかり方です。

さらに今回の機内では隣に座った中国人が、空港内で免税品をたくさん買って乗り込んできました。

両手に八つも大きな免税店のビニール袋をもち、背中には大きなリュックサック、そして肩にはボズトンバックをかけていました。

機内に入るや否や、それらをあちこちのロッカーに押し込み、飛行機の離陸後にはすぐに立ち上がりそれらを再び自分の席に持ってきて、今度は開梱し整理し出すと言った状況です。

通路をあちこちと動き回り、せわしい事この上ないです。

そして自分のイスの周りは商品のビニール袋でいっぱいです。

こういった他人に迷惑な行動をしているにも関わらず、本人はへっちゃらな顔をしています。

一体、どういった感覚の人間なのでしょうかね。

今や海外のホテルに目をむければ、中国の観光客でいっぱいです。

多くは団体旅行で来ており、観光を終えて大型の観光バスでホテルに乗り付けます。

到着と同時にホテルのロビーの静けさは一転します。

まるで、20m先にでも人がいるのかと思うほどの大きな声で、会話があちこちで始まります。

これではロビーで新聞も読めません。

また、朝食の場だというのに三輪車に乗った幼児と共に親子がレストランに入ってくることもあります。

更にはおもちゃまで持ってくる親もいます。

そして、子供はレストラン内を無邪気に乗り回っています。

他の国の人達は静かに食事をしているというのに、親はキャッキャッと声をあげて遊びまわる子供を注意することもありません。

こういった事は、今回招待された中国のレストランでも同じでした。

「是非、おいしい地元料理を出すレストランがあるのでお連れしたい」という招待を受け、店に向かったのですが、生憎個室が取れずに普通のテーブルで食事をいただくことになりました。

二卓ほど離れたテーブルには、子供が5人程とその親達がすでにいました。

その子供たちは靴を履いたまま椅子に立って、大きな高い声をあげ飛び跳ねて遊んでいます。

喧嘩でもしたのでしょうか?鳴き声も交じり、うるさい事この上ないです。

でも、親達は子供達の行動を抑えようとはしません。

一体,この親たちは子供のしつけをどのようにしているのでしょうか。

彼らのしつけとはどういったものなのでしょうか。 

ただ、「良いものを食べさせ、お金を残してあげればいい」と思っているのでしょうか。

とうとう、私達の会話も邪魔されるほどうるさい声なので、私は料理をオーダーしたものの、失礼ながらこれには耐えきれず店を出ることにしたほどです。

また、話は前後しますが物価の都市部の物価の上昇は想像を絶するほどです。

上海ではここ2年でマンションの価格が2倍になったそうです。

それは、ITや不動産で資産を作った新興金持ち達が買いまくっているからです。

買われてしまうと一般人は買うチャンスがなくなります。

ですから、庶民は朝から深夜まで一生懸命働いて夫婦でお金稼ぎます。

子供達の面倒は祖父母が見るというわけです。

このことが中国の経済を支える力となっているとも言えます。

こういったように、中国は今後ますます世界を動かすほどの経済力を持ってくることは確かですが、世界に尊敬される国となるかは、この姿を見る限り非常に難しいと思います(むしろ、こんなに利己主義で道徳観念のない人た達が多い国に力を持たせるのは早すぎると、私は言いたいです)。

まさに、中国ではひずみが起きています。

それも大きなひずみが・・・。

その点、やはり「日本人はすごいな~」とつくづく感じます。

戦後、すべてを失った日本人はその勤勉さと強い目的意識・忍耐力、教育の高さ、まじめさ、協調性等により世界に誇れる国を短期間に創り上げました。

それは誰もが認める点です

はたして、これができる人種が日本人をのぞいて世界のどこにいるでしょうか?

皆さんも一度考えてみてください。

そして、日本を愛してください。

日本人としての誇りを持ってください。

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