都会の真ん中に住んでいる私にとってはあまり自家用車を使うことがないですね。ないと困るような、自由が利かないような気持ちで車を所有しています。
駐車場も高い。税金や維持費もかかる。これだけかけるならタクシーとレンタカーを利用した方が安くすむのであろうにと思っていた時に、「新車販売台数は減少」という記事が新聞に載っていました。
マスコミを見るとこの自動車が売れない理由の1つとして人口減少を挙げています。でも、これはおかしな話です。人口が増加している東京都や神奈川県でも新車は売れていないのですから。
では、なぜ売れないのか?
これは簡単。自動車がなくても私の住宅を取り巻く環境と同じようにインフラが発達しているから不自由がない。つまりは買う必要がない。ましてや新車などは・・とういう理由だけです。
駐車場を借りれば料金も高いし、ちょっと車を道に止めて離れれば駐車違反を取られるかもしれない。そんな心配をするならタクシーを使っていた方がはるかに安上がりだからです。
そうした中、車がやっぱり欲しいといった方に最近人気なのが1時間単位から借りれるレンタカーや複数の人で1台の自動車を共同利用するカーシェアリングです。
確かに、1時間単位のレンタカーなどはデパート街などに最近見受けられるようになりましたよね。また、カーシェアリングについても、かつて私は中古車のカーシェアリング事業を自動車会社に提案したことがあるので、なぜレンタカー会社はこの事業に進出しないのかと常々思っていたのです。
これは、利用頻度が少ないユーザーにとっては、まさに費用負担を抑えられる点においては最高に魅力的なことと思っています。
現在、カーシェアリングはレンター会社が運営していますが、今後はマンションの住民向けとして管理組合が車を購入しこれを住民に貸し出すことなどを行っていけば、駐車場問題の解決や個人の維持費も極端に抑えられることでしょう。
とにかく都心の一般の人々は土日の買い物ぐらいにしか自家用車を使わないのですから、一家に一台を持つ必要はほとんどないと私は思っています。
でも、このような共同利用といった考えで車の利用方法が進めば、新車販売はこの先暗く、国内の自動車流通ビジネスにも大きな変化が起きるかもしません。
日本の車は丈夫であるし性能もいい。あえてカーシェアリングするのに新車までは必要はないでしょう。
ボディーに傷がついても皆さんが気にしなくていいレベルの車を活用すればほとんど車代もかからないでしょうし、運営費もかからずに良いサービスを提供できるビジネスになると思うのですが、皆さんいかがでしょうか?
もはや一家に一台の車といった事は時代遅れかもしれませんよね。これで浮いたお金はもっといい使い方を考えていきたいものですね。