ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

STAP細胞

2014.02.21

先日、日本中に喜びのニュースが走りました。

私にはオリンピック開催よりももっともっとうれしいニュースでした。

それは、皆さんご存じの「STAP細胞です」。

今まで多能性細胞を人工的に作り出すには、いかに細胞を生殖細胞に近づけるかがポイントでした。

慶応大学が考え出したPS細胞は受精卵から少し進んだ状態である胚を壊して細胞を取り出し培養して作る方法でした。

そして京都大学の山中教授のIPS細胞は体細胞にウイルスを使って3〜4種類の遺伝子を入れ、「初期化」を強制的におこすものです。

しかし、今回の理化学研究所の小保方さんの発見は体細胞に強い刺激を与えるだけで式かが起きると言うものです。

そしてすごいのはIPS細胞を作成するには三週間はかかるのに対し、STAP細胞は最短で2日ほどとの事。

まさに生命科学の枠組みが変わる発見ですね。

「この発見は何故できたのか」に対し、彼女は極細のスポイトを通過した細胞には変化が起きている事を見て、この研究を始めたと言っておられましたが、まさにちょっとした偶然が大きな発見に結びつきました。

しかし誰もが、単なる物理的な刺激で細胞が初期化するなどとは考えてもみないですよね。

こういった事があるから研究は面白いです。

研究者というのはまさに宝物さがしと同じような気がします。

でも、そこに至るまでには並大抵でない自分との闘いがあるのでしょうが・・・・。

素晴らしい研究をして下さっていることへの感謝と、女性の学者さん達へファイトを与えてくれた本当に素晴らしいニュースでした。

是非とも、国は多くの予算を取ってこの研究を応援していただきたいものです。

冬季オリンピック

2014.02.14

今週はTVをつければ冬季オリンピックばかり見ています。

開催三日前のSOCHIの様子では選手団が入る施設の一部がまだ完成されずに、「本当に間に合うのか?」といった事が報道されていました。

私も「本当にこんな状態で大丈夫なのか?」と思っていましたが、それ以来報道はされなくなったところを見ると間に合ったのでしょうね。

それにしても冬季オリンピックは通常のオリンピックとずいぶん違いますね。

なんといっても選手が若いです。

15歳から18歳までの選手が非常に活躍しているように思います。

これはやはり、スノボードやスキーといった遊びから入って技術を高めていった人たちが多いからなのでしょうかね。

そして、これらの中にはプロの人たちもいたりして、その道に生きていくたくましさを感じます。

他には、おしくもメダルに届かなかったり、思った結果が出せなかった選手の言葉の中に、「でも、楽しむことが出来ましたから・・・。」といった言葉がよく使われるのが気になります。

私は、これはやや違うと思います

選手は日本を代表して行っているわけですから、やはり「結果が出せなくて非常に残念です。日本の皆さんの声援にこたえられなくて、非常に悔しいです。」といったような、勝負に負けた悔しさが前面に出た表現をすべきだと思います。

確かに、自分らが苦しい練習を経てオリンピックまで来たことは確かなので、個人の気持ちを大切にすると言った事は理解出来ますが、私はオリンピックは運動会なのではないのですから、参加することに意義があるのではなく、ルールにのっとった戦いをしてやはり絶対勝たなくてはいけないと思うのですが、いかがでしょうか? 

メダルを取るか取らないかは「おしい」ではなく、雲泥の差があると思っています。

でも、まだ一週間以上ありますから、選手達には是非頑張ってもらいたいと思います。

当たり前だと思っていたことが実は。

2014.01.31

皆さんも好きなTV番組というものがあると思いますが、私も楽しみにしている番組があります。

それはスカパーの「DISCOVERY」。

その中でも好きなのは、なんといっても「サバイバルゲーム (Survival Game)」。

厳しい大自然の環境に取り残された(あるいは遭難した)人間が、どのようにその自然に立ち向かい生還するのか?といったそのテクニックを教えてくれる番組です。 

ここでいつも我々に教えてくれることは、生き残るためには「何としてでも生きよう!」という強い精神と水が大事であるこということです。

体内に水を補給するためには極限までのことをして教えます。

「番組を見ながら本当にすごいな。私にはとてもできないな。これが極限の世界なのだな。でも、こんなことしてお腹を壊さないのかな?」などと私の方が心配してしまいます。

どんな生き物でも、水を欠かしたら終わりであることをしっかり教えてくれます。

私も若い時はサハラ砂漠に長いこと住んでいたので、普通の人以上に、水の大切さはとてもよくわかります。

でも、最近一つ不思議に思ったことがあります。

鳥も哺乳類も虫も爬虫類も水を取ります。

決して塩を含んだ水をごくごく飲むことはありません。

塩水を取ればよけいに喉が渇き死に至るだけですから。

では、海水魚はどうなのでしょうか?

どうやって真水を得ているのでしょか?

体に入った海水から塩分を除去するシステムが体の中にあるのでしょうか?

それとも海水の塩分濃度であれば真水はいらない生物に進化しているのでしょか?

いや、「生命は海から生まれた。」といわれていますから、進化したというよりも進化してないといったほうがいいのかもしれませんが・・・。

海水魚を飼っている私ですが、今までこういったことに気が付いていませんでした。

もし子供にこんな質問をされたら大変です。

週末にでも調べてみようと思いますが、「当たり前だと思っていたことが、当たり前でない事であった。」ことを発見するというのはとてもワクワクすることですね。

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