先日、日本中に喜びのニュースが走りました。
私にはオリンピック開催よりももっともっとうれしいニュースでした。
それは、皆さんご存じの「STAP細胞です」。
今まで多能性細胞を人工的に作り出すには、いかに細胞を生殖細胞に近づけるかがポイントでした。
慶応大学が考え出したPS細胞は受精卵から少し進んだ状態である胚を壊して細胞を取り出し培養して作る方法でした。
そして京都大学の山中教授のIPS細胞は体細胞にウイルスを使って3〜4種類の遺伝子を入れ、「初期化」を強制的におこすものです。
しかし、今回の理化学研究所の小保方さんの発見は体細胞に強い刺激を与えるだけで式かが起きると言うものです。
そしてすごいのはIPS細胞を作成するには三週間はかかるのに対し、STAP細胞は最短で2日ほどとの事。
まさに生命科学の枠組みが変わる発見ですね。
「この発見は何故できたのか」に対し、彼女は極細のスポイトを通過した細胞には変化が起きている事を見て、この研究を始めたと言っておられましたが、まさにちょっとした偶然が大きな発見に結びつきました。
しかし誰もが、単なる物理的な刺激で細胞が初期化するなどとは考えてもみないですよね。
こういった事があるから研究は面白いです。
研究者というのはまさに宝物さがしと同じような気がします。
でも、そこに至るまでには並大抵でない自分との闘いがあるのでしょうが・・・・。
素晴らしい研究をして下さっていることへの感謝と、女性の学者さん達へファイトを与えてくれた本当に素晴らしいニュースでした。
是非とも、国は多くの予算を取ってこの研究を応援していただきたいものです。