ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

今、日本人のすべきこと。

2014.08.08

昨夜、バンコクに着きました。

朝食時のレストランのTVでは、イスラエルとガザの悲惨な戦争が放映されていました。

映像ではイスラエルがガザ地区のモスクを攻撃した様子を伝え、これにより多くの死傷者が出ていることを述べていました。

ここまでくると「ハマス側も聖域を侵されたので、今後イスラエルを容赦はしない。」といった最悪の状況になったと思いましたね。

これでは停戦どころではありません。

今までにアメリカや国連も仲介に出てきましたが、こういった事態になっては手を差し伸べる方法も、もはやないといったのが本音ではないでしょうか?

 おさまらない戦火の元、多くの子供をはじめ市民が死と向かいあっておびえ、深い悲しみをもって生きる姿を見ながら、こうして幸せに生きている自分が恥ずかしくて仕方がありません。

ウクライナで起きたマレーシア航空の墜落においても、現地ではウクライナ軍と親ロシアの闘争の激戦のために、安全が守れないということで墜落の調査は一向に行われていません。

クリミアに続き、ドネツク州・ルガンスク州のウクライナからの分離独立を推し進めようとする新ロシア派勢力に対してロシアがそれを支持するといった行動に対し、ロシアへの制裁行動においてもアメリカと欧州の強い団結力を感じる行動がなされていません。

いかんせんロシアよりエネルギーの供給を受けているヨーロッパ諸国の立場を考えれば仕方がない事ですし、もしウクライナを支援し国の財政を立て直すためには、10兆円以上の金が必要となると、それでなくても今加盟しているギリシャ・スペイン・ポルトガルといった財政的に爆弾を抱えている国がありますから、ウクライナまで手が回らないといった事もきっとあるのでしょう。

このように今は紛争が起きたときそれを収める国、いわゆる「G」という国がなくなってしまったようです。

さらに、国連もシリアの内乱において化学兵器を使っているにも関わらず何も手が出せない状態でしたからね。

また日本では集団的自衛権の行使容認を求め審議が進んでいます。

確かにここ数年、日本は領土問題では隣国より非常になめられているように思います。

これはきっと日本が絶対に軍事行動に出ることがないためと思っているのが原因とおもいます。

また、火種をつけている国では実のところ内政が安定しておらず、国民の不満が爆発しそうな事態となっているのでしょう。

このため、その問題から目をそらせるためにこういった過激な行動に出ているのでしょう。

でも、一触即発的なことまで行うことには許しがたいものがあります。

こうした状況下をうまくとらえたアメリカはここぞとばかりに日本に対し「今まで日本が繁栄できたのも日米安全保障によるアメリカの軍事保護のお蔭。しばらく我が国は経済が低迷したことにより国力が落ちたので、軍事費の削減を行いたい。そこで少し日本も協力すべきでないのかね。」とでも言ったのでしょう。

これが集団的自衛権のテーマが起きた原因ではないかと私は考えています。

今やこのように世界をリードする国がない状況の中で、我々日本人は世界から尊敬される日本を作っていくにはどうするべきか真剣に考えなければいけない時期に来ているように思います。

「超赤字国なのに国に対して怒らない国民はおかしい?」とまで言われている我々が、すべきことは「さすが日本人!」と言われる行動と実行力です。

その一つは、戦後の目覚ましい発展を遂げた日本の姿だと思います。

これはどの国も否定できない事実でありそれを担ったのは間違いなく日本人です。

ですから、発展途上国への支援をどんどん行っていくべきでしょう。

そして貧困世界をなくすことに力を注ぐべきではないのでしょうか。

また、国防という点においてもアメリカの影ばかりに隠れるのではなく、日本の意見をしっかり述べるとともに、時としては安全を脅かすような大きなリスクがあることを国民にしっかりと理解させ覚悟を決めさせる必要があると思います。

時代は変わりました。

国の安全においても今までのようにはいかないと思います。

しっかりと現実を受け止め、真剣に強く生きる道を国民一人一人が考えていかねばなりません。

海外から来た富士登山客

2014.08.01

先週、海外の友人が友達4人を連れて日本に来ました。

この方達の趣味は登山。

今回の目的は富士登山です。

海外においても世界遺産として登録されただけに、人気はかなり高いようです。

友人達も富士登山の旅行パックを2か月前ほど前に予約し、念入りな準備をし、富士登山に胸を躍らせて来日されました。

そして来日した東京は異常なまでの真夏日。

35度の猛暑で、富士山周辺でもよい天気であったようです。

一行の参加した富士登山ツアーは最終的に39名の参加、朝早く東京を出発、まずは富士山5合目までバスで行き、そこより8合目まで登り、仮眠をとって深夜山頂を目指し、朝のご来光を眺めて下山するという内容でした。

私は天気に恵まれたこともあり、きっ良い登山ができると思っていたら・・・。

仲間の一人の女性が7合目で体調を崩し、ここで登山を断念することになりました。

そこで、この女性の体調が落ち着いたところで下山させ、他の仲間4人はそのまま登山を続行しようとしたのですが、ツアーを率いていたガイドからストップがかかりました。

一人だけ置いていくことは出来ないので、誰か彼女と一緒に残ってもらいたいと。

ただしその人は日本語がわかること。

そう言われたものの、この5人のグループの中では私の友人一人しか日本語が出来ないので、この友人が彼女に付き添うことになりました。

しかし、友人は彼女のために登頂を諦めなければなりません。

この富士山登頂のために、海外から来たのに無念で仕方がありません。

自分しか話せる人がいないのですから。

そこで残りの3人はそのまま登頂目指して頑張ることにし、ガイドにその報告をしたのですが、ここでまた問題発生。

今度はガイドより「この3人は日本語が話せないので連れていくことは出来ません。登山ガイドとしてあなたたち5人のグループに対し責任を負っているので、もしこの3人がそのまま登山を続けた場合に、万一登山中で注意事項や事故があった場合に日本語がわからなくては私としては責任が取れません。このため、登山を続行させることはできません。」と言われみな愕然。

この富士登山だけのために海外から来たのに、この登頂を目の前にして断念しなければいけません。

皆の体調は何の問題もなく登る元気は十分にあるのに、全員が登頂を断念することになったのです。

体調が悪くなった彼女から皆へは「体の具合が悪くなったので、どうしても登れなかったの。ごめんなさい・・・。」の一言だけ。

このことに対して皆さんはどう思われますか?

たとえ友達であっても、皆がこの登山目的のために休暇と大金を使って日本まで来たのですから、この彼女の不調の原因だけで仲間全員が登頂を断念しなくてはいけなくなったことを考えると、私としては彼女はある程度は、皆の費用の弁償をしなければいけないと思うのですが皆さんはどう思われるでしょうか?

私は彼女の「体の調子が悪くなったからしかたないでしょ!」と言わんばかりの当然といった態度は少しおかしいと思います。

きっと皆は普段通りの対応をしたのでしょうが、心は憤りで煮えたぎっていたことでしょう・・・。

登頂を断念して東京に戻ってきた皆さんになんと声をかけたらいいのか、本当に今回は困りました。

部屋の隅にたまるホコリからのビジネス思考

2014.07.25

先週部屋に掃除機をかけている時に思ったことがあります。

部屋の真ん中にはほとんどホコリはたまりません。

たまっているのは部屋の隅です。

そのホコリを取れば部屋がきれいさっぱりした気持ちになります。

つまり「部屋を掃除する」というのは部屋の中心だけに掃除機をかけるだけではなく、部屋の隅までしっかり掃除機をかけてホコリを取り除く事です。

でも、なかなか隅のホコリまで気がつかなかったり、取り除かなかったりするものです。

ビジネスの世界もそうなのでしょうね。

人が注目するところにはビジネスチャンスがあり、そこに多くの会社が集まってきます。

そのためこの分野は華やかに見え、多くのサービスや技術革新が起き、にぎわいもあり、儲かるチャンスも出てきます。

しかし、そこで企業が勝ち残っていくことはとても大変なことです。

では、勝ち残っていくためにはどうすれがよいのでしょうか?

人が何かを求めようとすると、一方ではそこに必ず何かトラブルが発生するはずです。

何故なら100%満足ということはめったにありえないからです。

つまり掃除で言えば部屋の隅にたまるホコリと同じです。

そのトラブルの原因を掘り下げ、そこに解決策を見出すことで、さらに今よりも良いサービスや製品を提供することが出来るのです。

ですから、常に部屋のスミのホコリに気を配っていくことで勝ち残ることができ、自社のブランドをしっかりと構築していけるのでしょう。

だからこそ、こういった目立たない対応や行動があって素晴らしいサービスを提供でき、皆さんに喜ばれ続けるのでしょうね。

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