新年明けましておめでとうございます。
今年も皆様そしてご家族の方がお元気で、いい年となることをお祈り申しあげます。
さて、タイで公共の乗り物、たとえばバスや電車・BTSに乗っていつも思うことがあります。
それは小さな子(幼稚園ほどの年齢の子供)が乗ってくると、大人は必ずといっていいほどすぐに席を立ち、子供に席を譲る点です。
この行為を皆さんはどう考えるでしょうか?
多くの方は「なんてタイの人は優しいのだろう・・・」と思われることと思います。
実際に私も優しい行為だと思います。
しかし、私はこの行為は褒める様なような事ではないと思っています。
むしろ、出きれば「すべきでない行為」とさえ思っています。(赤ちゃんを連れた方であれば当然のことですが席は譲ってあげるべきですが)
それは、子供は大人と同じように1時間ほど立ちっぱなしのでも疲れるものではありません。
もちろん、バスや電車がガタガタと揺れて危ないようであれば、親が子供に「しっかりとお母さんをつかんでいるのよ。それでないと転ぶわよ」と言い聞かせればよいのです。
もしも、子供がこれを守らなかったことで倒れたりしたとしても、それはそれでよいと思います。
子供はお母さんから「しっかり握っていないからいけないのでしょ!」としかられ、それ以後はお母さんの言ったことをしっかりと守ることになるでしょう。
これが教えと思うのです。
また、子供もこういったように揺れるバスなどでは、どうすればフラフラせずにいられるかといったことを自分なりに考えられえるようになりますからね。
つまり、こういったことを通じて自然にバランス感覚を養うこともできるというわけです。
席を譲ったりして、せっかくの学びのチャンスを奪ってはいけないと思うのです。
ですから、私は「子供をイスに積極的に座らせることは子供の教育にいいことはない。」と思っているのです。
この考え、皆さんはどう受け止めるでしょうかね?