ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

タイでのホットニュース

2015.01.30

今回はやや硬い情報となってしまいますが、タイが好きな方には重要な事ですのでお伝えしておきます。

先週はタイにいましたが、タイで今話題となっているニュースは昨年首相を失脚したインラック前首相が、首相であった時期に行った政策についての事件です。

インラック前首相は、ご存知のように2006年に失脚したタクシン元首相の妹で、タクシン元首相の持っていた携帯電話会社の役員をしていた女性で、首相になるまで政治の経験をしたり勉強した人ではありませんでした。

タクシン元首相が失脚したことに伴い、タクシン派が首相候補として掲げたお題目的な人であり選挙の結果、首相となりました。

しかし、この選挙においても裏で兄のタクシン元首相が金をばら撒いたといわれ、その結果当選出来た人、つまり「タクシン元首相の操り人形」といった存在であると、タイ国民は認識している人です。

ですから、国外追放された兄を何とか国に戻すことに専念するのが彼女の主なる目的であったといえるでしょう。

そして、タクシン派の支持基盤は農民、いわば低所得者層であるので、最低賃金のUPや保険の提供などを行ってきました。

しかし今回、彼女に対し弾劾されたことは「政治活動の5年間禁止」」というものです。

その理由は彼女が首相であった2011年に米の担保融資制度を導入し事実上、米の市場価格を農家より国が高く購入したことにより、国は1兆9千億円ほどの損失が生じたと言うものです。

まさに支持基盤の低所得者である農民へのお金のバラまき方を、米の購入を高くする方法で行ったと言うことです。

そして現在国会では、反タクシン派が議会の50%以上を占める、軍の影響力の強い中で彼女の弾劾が決められました。

これに対して無論、タクシン派は反発しています。

私はこれを見て、「またお兄さんと同じことをやっている」と思いましたね。

彼女は「貧しい農民への生活活動の向上」への目的といっていますが、「お金を配るための口実に過ぎない政策にすぎない。」と思っています。

こういった福祉的な政策はなかなか非難されにくい政策ですが、彼女も兄であるタクシン元首相が行った保険制度も、まさに小額のお金を非常に多くに渡すことにより政治基盤をしっかりと固める目的にほかならないものと思っています。

もし地盤を固めるのであれば自分の資産でやればよかったのです。

国家政策であれば「米の買取り」といった方法ではなく、技術指導とか新種改良などといった、もっと将来を見た政策を行うのが首相の役目と思っています。

ですから、彼女の5年間の政治活動の中止は当然のことと考えています。

タクシン派は当然不満を述べるでしょうが、何せ強い軍事政権が今は収めていますから、今までのような過激な行動には出られないことでしょう。

口癖

2015.01.23

人にはそれぞれ話し方に特徴があります。

それは方言や早口とかいったことではなくてその人の人間性が現れるような話し方の事です。

私は意外と人の話を聞く時に、こういった事が気になるほうです。

「どうしてこの人はこういった言い方をするのだろうか?どうしてこういった言葉使いをするのだろうか?」などと考えさせられたりします。

そういった中で、自分が聞いてとても気になった事を参考までにお伝えしておきましょう。

では、実際どういった言葉を使われたのかといいますと。

私達が「●●ではないのですか?」とその方の考えが間違っていることを示唆してあげると「そうなんですか?」とたずね返してくるのです。

別に、私たちは嘘をつく必要もなく、現実に起きていることや、その方の年齢であれば当然理解できることに基づきお話やアドバイスをしているのに、どうして「そうなんですか?」といった言葉が出てくるのかが私には理解できませんでした。

この「そうなんですか?」という言葉はどういうニュアンスが含まれているでしょうか。

皆さんには相手の言っている言葉を無視したように聞こえませんか。

相手が嘘を述べているように聞こえませんか。

その方はいつも自分の考えがとてもしっかりとしていると考えておられるためなのでしょうか、それともまったく自分以外の考え以外は思い浮かばないような狭い考えの方だったのでしょうか、私にはわかりません。

人が一生懸命、その方の行動に対して適切でないこと、間違った考え方に今後はそういったミスをおかさないように助言を与えているのに「そうなんですか?」という言葉が出るようでは、きっとその方は成長しないと思いましたね。

今までにもその方が社会に出てから多くの方からきっと色々なアドバイスを受けたり、教育していただいただろうと思いますが、それはその方にとっては何の意味も持たなかったのではないのかと感じました。

何と悲しい人なのでしょう。

感覚の悪い人なのでしょか?

人格が成長する人には「素直さ」が必要です。

何をかも受け入れようとする力が必要です。

残念ながらその方にはそれがありませんでした。

それは一言「そうなんですか」で全て見とれた私でした。

皆さんも、人と話すならきれいな言葉、相手が聞いて気持ちがよくなる言葉を使うようにしましょう。

それを毎日意識して使うことで自分も変わってくると私は思っています。

手当て

2015.01.16

先日、電車の中で3歳位の子供が転んでエーンエーンと大きな声で泣いていました。

するとお母さんは子供を起こし膝に怪我をしてないのを目で確認し、さっと抱き上げてただあやすだけでした。

しかし、この子供はしばらくの間ずっと大きな声で泣き続けていました。

電車に乗っていた人はかなりやかましかったと思いますが、声をかける人はいませんでした。

私はこのお母さんの態度を見て、最近の「お母さんは子供のあやし方を知らないのかな?」と思いました。

普通であれば「もう大丈夫だよ、よしよし」と声をかけながら痛いところを、優しく手を当てさすってあげるだけで子供は落ち着きを取り戻すと思うのです。

私は長きにわたり合気道をしてきたためにとても「気」に興味があるのですが、日頃よく使う「手当て」という言葉、皆さんはどこからきているかご存知でしょうか?

実は「手から出ているエネルギーの照射」という意味からきているのです。

「手当て」であれば誰にでも出来ます。

先ほどのお母さんも子供が転んだ時に痛いところをさすってあげてあげさえすれば、きっとこの子供の痛みは不思議な程に取れ、あっという間に泣き止んだと思うのです。

私などは胃が痛いとか、どこかに体をぶつけてしまった時などには、すぐにその箇所を手で押さえたりさすったりします。

きっと皆様もそうではないでしょうか?

これは無意識に沸き上がった真心からのエネルギー(いわゆる「想念」)により痛みが癒されるためといわれています。

ですからこの行為は他人に対して行なってあげることも出来ます。

つまり手当てに大事な事はその動機を起こす「純粋さ」なのかもしれませんね。

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