先々週は韓国でした。
今回の仕事には時間がかかるだろうと予想していたのですが、思ったよりも問題なくスムーズに事がすすみ時間が出来たので、海を見に行くことにしました。
この時期は韓国でもマツタケの季節ですから、「市場に安く出回っているかな?」と思っていたのですが、あまり見ることがありませんでしたので、海沿いのレストランに行き、海を眺めながらコーヒーでも飲もうかと思ったわけです。
しかし、渋滞で海に着くまでに時間が思ったよりもかかり、夕方になってしまいました。
そこで、この時間になったならコーヒーではなく、早目の夕食でもとることにして、海辺のレストランに入ることにしました。
おいしそうな海産料理を目指し海辺を歩いていますと、浜辺の端の奥まったところに6個ほど生け簀を置いた食堂がありました。
脇ではおじさんがイイダコを採るためのわなを作っていました。
私も始めてここでイイダコ取りの仕掛けを見ましたが、蛸壺ではなくて自然の貝殻をつかってとることを初めて知りました。
この仕掛けを海に沈め、数日後に引き上げるのでしょうが、この貝殻の中に餌は入れるのかどうかはわかりませんが、多分入れなくてもいいのでしょうね。
イイダコが身を守るための棲家として、この貝殻に入るのでしょうから。
一方、食堂の生け簀にはあまり魚はおらず6種類ほどでした。
でも、私の好きな「アナゴ」がいました。
日本で食べるときは寿司屋で、二切れほどのネタをあぶってもらい、塩を少しかけて食べますが、蒸されていますから柔らかくおいしいですよね。
一方、今回「アナゴを注文したい」と店の人にいったら「2匹からだ」といいます。
生け簀にいるのは太さ4cm、長さ50cmほどの大きなアナゴですから、2匹も一人で食べられません。
1匹でも多い位です。
そこで「1匹にしてくれないかい」と言いましたら、「1匹にすると値段は高くなるよ。半分の値段ではないよ。いいのかい?」というので「かまわないよ」といって注文し、海岸に面したビニールテントハウスの中にあるドラム缶テーブルの席で出てくるのを待っていました。(ドラム缶の中には炭をいれて焼肉ができるようなコンロが作られています。)
まもなくアナゴが3つに切られ出てきましたが。
その量は思った以上に多かったです。
これを網で焼き、頃合いを見て、焼き食べやすい大きさにハサミで切って塩をつけて食べましたがおいしかったですね。
でも、寿司ネタのように蒸していませんから肉には弾力がありました。
店主が「目の前の海で取れたものだからうまいよ」と自慢していただけに、油ののりもよかったです。
初めてアナゴを焼肉のようにして食べました。
アナゴはぬめりが強いので注文した後、失敗したと思いましたが、全く皮にはぬめりなどなく、とてもおいしいものでした。
しかし、この1匹でお腹は十分いっぱいとなり、他に何も食べることはできませんでした。
韓国にきたら是非食べてみてください。
でも2人で食べた方がよさそうです。
量が多すぎますからね。