私の癖の一つに「感じないことは行わない」といったことがあります。
これは勉強ではありません。
確かに若い頃はテスト近くにならないとまじめに勉強する気にはなりませんでした。
その代わり授業はしっかりと聞いていましたから、それで十分と信じていました。
今回、私が意味する「感じなければ行わない」というのは特に「食事と睡眠」です。
朝起きたから食事をしっかりとろうとか、夜7時になったから食事をとろうといったことを私は積極的にはしません。
また睡眠においても、もう夜中の12時だから寝ようとか、朝7時だから起きようといったこともしません。
では、「どうしているのか」といいますと、体の命じるままに行動しているといった感じです。
今日は肉が食べたいと思ったら、きっと体がたんぱく質を求めていると思い肉を食べます。
また、今日はさっぱりしたものが食べたいと思ったなら焼き魚などを食べます。
大切なことは自分の欲を出さず、体の声をしっかり聞くことです。
聞かずに無視してしまうと、体が壊れるように思うのです。
ですから、人からご馳走してもらうことはあまり好きではありません。
自分の求めるものや量を、コントロール出来ませんからとても苦痛です。
多く出されれば、断ることも失礼ですから無理して食べることになります。
でも、私の体は食べることを求めていません。
そういったことが多いからです。(出されたものを箸もつけずにお断りするのは本当に気が重いですからね)
常に「体の声を無視することは絶対に良くないことだ」と自分で決めているのです。
ですから、疲れを感じれば夜の9時でも寝ます。
こういった時は、後から考えてみると出張で疲れていたときや、風邪の菌が体に入った時のような気がします。
だから、きっと体に疲れを感じたのでしょう。
体の声を聞いた生活をしていますと不思議ですが、体は健康をもたらすリズム、すなわち8時間の睡眠と三食の定時の食事に自然と落ち着いてくるように思います。
暴飲暴食もありません。
何にもしないでそのようになってくるから不思議です。
結局、「健康とは欲との戦いで決まる」様な気がしてしかたがありません。
人間の体は健康であろうといった方向に私たちを自然に導いてくれるようですね。