社会で生活をしていく上で、マナーはとても大事です。
社会の一員として他人に迷惑をかけないようにすること、そして公共の物は自分で占有しない、また大切に扱うことなどといったことはきわめて基本的なことです。
でも、電車に乗ると時にはまるで自分の席のように脇に荷物を置いて二つの席を平気で占領し座っていたり、足をドーンと伸ばしていたりする人がいます。
こうした人を見ると何故そんなことをするのか私にはさっぱりわからないです。
「自分を恥ずかしく思わないの?」と疑問に思います。
もし、酔って寝てしまったなどといった状況であればこのような無礼な行為も理解はできますが、平常の状態でするのは決して許されません。
また公園でも、ベンチに横になって寝ている人がいたりします。
歩きくたびれた人や老人はもとより、せっかく気持ちの良い時間を過ごそうと公園に遊びに来た人にとっては、きっと気分の悪いことでしょう。
そういった無礼な行為をなくすためなのでしょうか、最近のベンチには写真のように仕切りが付いたベンチが増えだしました。
こういった金具が取り付けられれば横にはなれませんから、とても良い考えと思います。
また、そういった理由だけではないのだと最近になって気がつきました。
やはりベンチには、老人の方が多く座ることが多いことと、その中には足の悪い方もおられるから考えられたのでしょうが、そういった方々にとっては座ったけれども、立ち上がるのが難しいために肘掛のような仕切り板をつけて、楽に体を押し上げるといった目的もあるのでしょう。
とても簡単なアイディアですが、どうして今までそうしたベンチがなかったのかやや不思議に思いますね。
意外にこういった簡単なことで規律が守られたり、私達にアイディアを与えてくれたりするものだなと感じました。