いよいよ今夜トランプ氏が大統領として就任します。
振り返ればこれほど世間を騒がせた、あるいは騒がせている人はいないように思います。
いかんせん、彼は政治経験は全くなし、根っからの経済界からの出身。
それも不動産業。
カジノ経営までもしている人です。
こういった変り種ですから、今まで政治を行ってきた政治家とは全く思考回路が違い、発言や行動は予想外です。
彼はきっと、アメリカの繫栄のために政治に人生をかけるといった政治家では絶対ないと私は思っています。
会社でいえば労働組合の委員長といった感じでしょうか?
彼の思考方法は引き算と足し算だけのように思っています
今までの発言の内容をまとめてみるとよくわかります。
アメリカがこれほどまでのお金を使っているのに実際に感謝を述べられただろうか?
日本などアメリカから遠くにある国に、そこまでお金を出す必要があるのだろうか?
それよりもそのお金は自国のために使うべきではないのか?
海外からの移民が我々の仕事を奪っているから、失業者が増えるのだ。
だから、そんな連中はアメリカに入国させるべきでない。
特にイスラム系の人種は危ないしな。
中国製品が国内を埋め尽くすから我々の雇用を奪っているのだ。
そんな中国品を国内に入れてはならない。
出て行ったアメリカ起業を自国に呼び戻すのだ。
中国製品には輸入税金をたくさんかけてやる。
こういったことを行って何が悪いというのだ。
この国アメリカはアメリカ人の国だ。
他の国を大事にするために存在しているわけでもなければ、助けるために我々は一生懸命働いているのでもない。
自分たちが幸せになるために働いているのだ。
そのお金を、我々のメリットにならない他国の幸せ作りのために何故使うのだ。
使う必要など全くない!彼らが幸せになりたければ自分の金を使え、自分らで国を守れ、自分らで経済を立て直せ、まずは我々の幸せ作りが優先だ。
この考えのどこがおかしい、私はアメリカの大統領になったのだからアメリカの事を考えるのが当たり前じゃないか?
そしてこれを国民に訴えてきて当選したのだから文句はないだろ!と言った感じです。
これって政治家の思考なのでしょうか?
絶対に違いますよね。
それも民主主義のリーダーであるアメリカ大統領であれば、やはり世界の安定を考えた発言をするのが当然でしょう。
それがあるからこそ、アメリカは他国より尊敬を受けるのです。
だからこそ、彼の発言の後すぐに「そんなことが出来るはずがない。もっと勉強しろ!」とあざけ笑う非難が政治家から出てくるわけです。
アメリカがNATOを離脱したら、イスラム人の入国を認めなくなったらISIがどういったことをやってくるか?
中国品に高い輸入関税をかけたら物価は上がる一方、中国は仕返しに米国債を売りまくることでしょう。
そうするとどうなるのか?と本当に何も考えてないと思う新大統領です。
今後の組閣は共和党の運営も大変なことが想像されますが、どういった人たちが選ばれるのでしょうか?
でも、このトランプ氏を圧勝させたのはアメリカ人ですから、その政策には従わなければなりません。
ここにも問題はありますよね。
若者たちの多くはクリントン氏を支持していたのですから。
一方、トランプ氏は中高年者に支持されていたといった点も、これからの彼の政策を行う上で忘れてはならない重要点だと思っています。
本日のブログは「健康美を作るもっとも大事なサプリ」といったテーマで書こうと思ったのですが、やはり今日の新アメリカ大統領の就任あたってのスピーチは興味深く、この内容になってしまいました。
昨日オバマ大統領が国民に述べた最後の言葉がやはり頭に残ります。
「Good Luck・・・」