「加藤さんの趣味は何ですか?」と聞かれるといつも非常に困ります。
趣味がないからからではありません。
美術館巡り、スポーツ、旅行、グルメ、骨董収集、経済、美容、健康、技術革新、乗り物、映画、音楽、ペット、園芸、インテリアなど、この世のすべてのことに興味があると言ってもいいくらいです。
世の中には自分が知らない事がたくさんあり、興味がわきます。
それらに係る色々な事を知りたくなって調査をしたり、自分自身で実験したり、経験をしたりしています。
その結果、もっとやってみたいとか、突き詰めてみたいなどと思ったら、それについやす時間が増えていきます。
でも、そのことだけをやりたいわけではありません。
あれもこれもやってみたいのです。
と言っても、時間の制限があるのですべては出来ません。
限られた時間内で、出来ることを決めてやるしか方法はありません。
「今日はこれをやろう、次回の連休はあれをやろう。」などと計画を立てて行います。
こういった性格ですから自分の知らないことは全てが私にとっては趣味であり、ただそれができないのは時間が限られているからというだけにすぎません。
ですから、この質問がとっても私を困らせるのです。
先週は、なかなかまとまった時間が取れなく、久々に体も疲れ気味だったこともあり、週末は自宅で日本経済の先行きについて考えてみました。
こういった予想をたてるのも私の趣味の一つですからね。
そして、それをわかりやすく人に説明してあげることが、更に私を楽しませてくれます。
先週はご存知のように日経平均の下落が400円近く落ちる場面がありました。
徐々に回復はしているものの、市場心理は今までのように強気ではないように思います。
これは日本の経済はアメリカに大きく影響を受け「アメリカがくしゃみをすれば、日本は風邪を引くと」と言われるように、アメリカ経済の先行きに不安感が出たことに他なりません。
トランプ大統領が当選して以来、単なる彼の言葉だけで実態は全くなく、アメリカの株も日本の株も上昇してきましたが、ここらでストップがかかり、「ちょっとよく考えるべきだ。」といった警告がなったといった感じでしょうかね。
トランプ政権はオバマケアの見直しを行うことを公約に揚げ当選しましたが、この見直し(代替案)の議会の承認が難しくなったために、屈辱ながら代替法案の引き下げを行いました。(イスラム圏の人達の入国を禁止した件でも司法省はそれを認めないとしていますからね)
このように自分の思った事が思うように政治は進んでいません。(世界全体を考えれば当然のことですが)
そうなると、トランプ大統領が掲げていたこれからの政策はどうなるでしょうか。
既に就任して2か月以上がたちますが、これといった政策で必ず実際に実行できるようなものがほとんどありません。
トランプ大統領は減税やインフラ投資を述べていますが、その財源はどこにあるというのでしょうか?
どこから創出するというのでしょうか?
大統領選で大風呂敷を広げただけで、それに対する明確な計画が当時あったわけではありません。
更に共和党内部の政策統一も行われていないのですから、これから先はトランプ大統領においては確実に苦難の道となります。
日本株価もアメリカの株過と同じように、トランプ大統領の政策に期待して上昇を続けていましたが、それが実現しないとなると期待はあっという間に失望に変わるのではないでしょうかね?