ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

いつまで見れるのでしょうか?ノスタルジックな香港。

2017.06.02

今週は香港でした。

ここ一年ほど、香港は単に経由するだけといったことが多かったので,普段定宿にしているホテルに泊まることがしばらくありませんでした。

しかしその間にホテルの周りはがらりと変わり、ビックリしてしまいました。

私の泊まっているホテルは香港の金融街のCentral(中環)から地下鉄で2つ目の駅を降りると100mほどのところにあり、とても便利な所です。

若い時から一人で香港に来るときは、いつもここに泊まってきました。

交通の便だけでなく、周りには香港の下町の雰囲気が残っているからです。

ガラス張りの摩天楼が立ち並ぶオフィス街からたった2駅離れただけなのに、ここはまさに下町です。

車でも10分ほどの距離で、こういった地域があるのですから最高です。

でも、この場所にも最近は高級住宅がどんどん建設され、お金持ちのサラリーマンが住みだしてきています。

以前からの住民とはちょっと違った人達の増加と共に、店屋もおしゃれな店屋へと変わってきています。

部屋から見える道角の店はワインショップです。

かつては冷たい亀ゼリーや漢方茶が飲める、素朴な中国風お茶屋を老夫婦がやっていました。

仕事から帰ってくると、いつもそこにお茶を飲みに行っていたのですが、今では昔の面影は全くありません。

1年前には、この辺りにはワインショップなどは1軒もなかったのですが、今やホテルから100m範囲の所に5、6軒の店が出来ています。

また、レストランも中華料理、麺屋、中華焼肉屋、中華風のパン屋、八百屋しかなかったのですが、西洋料理やフランスパン屋、コーヒーハウスなどが出来ていました。

本当にあっという間に全く替わってしまいました。

このように、以前あったノスタルジックな店がなくなっていくのは、やはりどの国においてもとても寂しいものです。

その夜読んだ新聞には「マンションの売り出しに長蛇の列」との記事が載っていました。

どうやら、建設場所は商業都市にも近いらしいのですが、そこを購入しようと集まった人の倍率が40倍だったとのこと。

さらに値段を見て驚きました。

30cm×30cm(つまりタイル1枚程の大きさです)の値段が23万円。

とても信じられませんね。

これだとシングルベッド一つ置く場所の面積だけで600万円です。

どうかしていますよね。

それでもこのマンションを、一人で6部屋もその日に購入した人がいたと載っていました。

翌日、香港の人にこの記事の話をしたら、「それは本当だと思うよ。でもね、香港のお金持ちが買っているとは思うけど、購入者のほとんどは中国本土の人だよ!」と。

いまや、中国の方は日本でも高級なマンションが建てられるとすぐに買い求めていますから、この香港であればなおさらですよね。

「ああ、なんだか嫌だな・・・」と思ってしまいます。

「さて、そろそろ寝ようか」と電気を消したら、大きな声を上げながら中国人が観光から帰っていたようです。

廊下で大声で話すのが聞こえてきました。

どうして、あれほどまでに大きな声で話すのでしょうか。

常識のない人たちがどんどん押し寄せるてくる都市、香港。

これからどんどんと秩序が乱れてくるのでしょかね。

あの、ノスタルジックな雰囲気を持った香港、出来れば残してもらいたいな・・・。
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エアコンのない部屋

2017.05.26

いよいよ夏本番、エアコンが活躍しだす季節が近づいています。

昔、エアコンは一家に一台、主に居間に設置されていましたが、最近は全ての部屋に付いているのが当たり前になりました。

生活も本当に豊かになったものです。

さて、5月の始めに友人との電話の中でエアコンの相談の話しがでました。

彼が今住んでいるマンションはかなり古く、エアコンが取り付けられない部屋があり、こういった場合どうすればいいか?最近は冷風機といったものもあるけど、どう思う?といった相談でした。

でも、私はエンジニアではないし、冷風機の事も詳しくは知りません。

そこで、こう応えました。

「冷風機は水を使ってその気化熱で部屋を冷やそうといったシステムだよね。でも、これでは大きな部屋に使用してもあまり冷えないのではないかな。それに気化式だと部屋が湿気るのではないかな?だから、僕は冷風機は買わないね。やはりエアコンを選ぶべきだよ。もし、エアコンが付かないなら扇風機で我慢するしかないな。でもこれで我慢できないとなると、やはり転居かな。でも、今のマンションを売るといってもすぐには売れないかもしれないし、売るにしてもエアコンが付かないような部屋があれば誰も買わないと思うよ。だから、この問題が解決しないとなかなか買い手が付かないと思うよ。もし君が今のマンションが気に入っていて、転居したくないと言うのなら、ずっと住み続けることを前提に、思い切って部屋の大改築かな。「急げば回れ」でこの方がいいかもしれないよ。そうすれば、そのマンションを売り出したときも今よりも買い手がつきやすいと思うからね。後はお金と工事期間の問題かな・・。」と。

彼もこの返答を聞いて考え込んでいましたが、その時には結論は出ませんでした。

その後、様子を聞いてみると、子供も既に社会人となり家にはおらず、彼と妻との二人暮らしなので、使う部屋といえばリビングとダイニングと寝室だから、これらの部屋のドアを開放しておけば全ての部屋を冷やすことが出来る馬力のあるエアコンを居間に付けることにしたとのことでした。

多分、縦型のお店などに置いてあるような大きなエアコンなのでしょうかね。

次回、彼の家を訪れてみたら居間がものすごく寒いのではないのかな?と少し思っています。

大きく世界を驚かした事件

2017.05.22

最近私が気になった事は、やはり7日に行なわれたフランス大統領の決選投票とトランプ大統領のFBI長官を罷免したことへの市場の動揺でしょうか。

今回のフランス大統領選では、2大政党が共倒れして中道・独立系のマクロン氏と極右・国民 戦線のルペン氏の戦いとなったわけですが、やはりルペン氏の外交や経済への知識(常識)のなさが大きく影響したと言われています。

また。ルペン氏に投票したくないからマクロン氏に票を入れた有権者も多いのでしょう。

マクロン氏は年齢も39歳と非常に若く、これは100年以上前のナポレオン3世に次ぐものだそうです。

そして奥様は25歳年上と言うことで、これまたビックリです。

ここまでの年齢差を超えて一緒になられたのですから、よほど高まるラブストーリーがあったのだろうと思います。

ともあれ、今はご存知のようにヨーロッパは不安定な状態です。

ドイツがEUが分解しないように一生懸命支えているといった感じですから、ドイツとの関係強化を表明しているマロン氏が当選したことで、少しホッとしました。

一方、彼にはフランスも経済の低迷で失業率も高くなっていますし、今後国政の運営に多くの難題が待ち受けています。

マクロン氏の実力は国民にとっても未知数ですが、国民は多くの期待をしているのですから、是非とも若き大統領に頑張ってもらいたいと思います。

またアメリカではトランプ大統領の行った行為が、国民に大きな不信感を与えたことは確かです。

明確な罷免理由も公表されなかったために、選挙中にトランプ大統領側が行った、ロシアとのつながりを調査しようとしたためとも言われ、「第2のウォーターゲート事件」ではないかとも言われ出しています。

こうなると、同じ党の共和党の中にもトランプ大統領を好まない議員も多くいますから、今後の内容次第では弾劾裁判が起きる可能性さえあります。

もちろんそこまでいかなくても、トランプ大統領への信頼は共和党内でも一驚に落ち込み、このまま彼を支えることにメリットがあるのかどうかといった問題も大きく浮上するでしょう。

そうなると、単なる期待だけで支えられてきた日米の株式市場は一挙に崩れるかもしれません。

ごく普通の考えをもった労働者の考えを基に、多くの公約を述べてきたトランプ大統領なのですから、トランプ大統領の行った罷免行動がどのように彼らに理解されるかは明らかでしょう。

つまり、大統領は何かを隠そうとしていると国民が感じるのは当然のことで、今回の行為はまさに彼のこれからの政治生命をかける行為だったとも言えるかも知れないと私は見ています。

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