ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

お医者さんの悩み(その3)

2006.04.24

医師の仕事と言うのはご存知のとうり保健医療の報酬によりはいってきます。これはやった仕事に対して支払われる対価であるため何もやらないと入ってこないという仕組みです。

ですから、患者さんがなるべく長く通院してくれること、言葉は悪いですがすぐに治ってもらっては報酬が少なくなるという仕組みです。ですから、腕のいい医師にかかりすぐに治ってしまった場合と、未熟な医師にかかり長く通院した場合と比べると、腕のいい医師の方が報酬が少ないという変なことになります。ですから、手術なども一回で済むところを2回に分けたほうが報酬がいいと言った変なことが起きるわけです。

さらには、医師はそのキャリア(技術力)により報酬に差があると言うことはありません。サラリーマン社会であれば新入社員のコンサルタントと20年以上のキャリアーを積んだコンサルタントとではその報酬は能力差により違うわけですが、医者の世界ではこれはありません。

今の保険診療システムの上ではすべての医師はおなじ扱いを受けるわけです。ですから名医と言われる医師の手術と新人医師による手術でもその手術における報酬は同じこととなります。

つまり、名医と言われる医師は働く時間(回数)が多いために報酬が多くなるわけであり、一回当たりの単価が高いというわけではないのです。ですから、医者も「体力勝負の商売」というわけです。

そうなると、医師も診察も短くして多くの患者さんを診ざるを得ないわけです。一方では患者さんが多く待っているから診察時間が短くなるといったこともありますが、この場合は医師を増やすことをやはり考えるべきです。でも、すべての個人病院でこれができるかと言うと無理もありますしね・・・。

お医者さんの悩み(その2)

2006.04.24

皆さん保険診療は国が認めた薬や医療器具でないと保険の適用にならないのはどなたも知ってのことと思いますが、またこれが困った問題なのです。いまの保険制度ではいくらよい薬があったとしても、これが保険で認められていまければすべて自費となってしまいます。これでは患者さんも保険を払っている意味がなくなってしまい、保険診療の権利を取られてしまうので医師も困ります。

また、医療器具においても日本で売られているものと同じものを海外から並行輸入できれば10%ほどでコストが抑えられるものもいっぱいあるにもかかわらず、行政のシステムを通っていないものは使えないときています。だから、高いものを使わざるをえないために医療費はおのずと高くなってしまいます。

つまり、日本の医療は行政の都合によって決まり、医師の技術といった面がないがしろにされている面が多いのです。

医者も実力の社会。こんな状態では腕のいい医師は海外に逃げていってしまいますよね。

北京(1日目)

2006.04.18

4月6日にバンコクから帰国。そして10日後の16日よりこちら中国、ペキンに1週間ほどの予定で来ています。今日はその3日目。今年になってから3回目の北京です。

今回はJAL781の成田10:25分発はで来たのですが、どういうわけか成田空港は超混在。空港についた朝の8時15分でさえ何でこんなに込んでいるの?といたほどの人の群れ。「みなゴールデンウィークの早取り?」かと思うほどでしたよ。(前回は仕事を終わらせ夜の便で来たのですが、これだと入管で時間が思ったよりかかったので今回は午前便に変えてみました)、

荷物検査もどこのラインに並べばよいのかわからないというほどの長い人の列。

確かにこの時間滞は10時前後のアジア便の乗客で込みますが、それにしても混んでいましたね。

飛行機に乗ったのは定刻。でも待つこと1時間。やっと出発。(でも、だいじょうぶ、機内で本がたくさん読めたしね)。さらに北京市内のホテルまでの高速道路では自動車事故。このためホテルに着いたのは予定より2時間送れといった有様。

港区の自宅を出てから9時間。

まあ、仕方ないかな。あせってもしかたないしね・・。

最近中国は交通事情がすごく悪く、車のラッシュは大きな社会問題。北京オリンピックまでにこれを解決しなければいくらきれいに街を作っても非難の的となることでしょう。数年前の上海がいい例なので北京もこの経験をいかしてもらいたいものです。

その後、ひと仕事。 夜は友人と会って超豪華な中国料理をご馳走してもらいました。ちなみに私の好きなのは「なまこの煮込み」。何も言わなくてもこれを注文してくれる友人はうれしいものです。料理の見た目は悪いけどコルステロールたっぷりの高級料理。中華料理ではぜひ食べてね。(でも、中国に来ると太るからイヤなんでしょね)

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