ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

人間の行きつく幸せとは。

2007.03.23

人は、あの人のようにお金持ちになりたい。いつでも好きなところに遊びに行けるような生活がしたい。立派な大きな家に住みたい。など、「○○したい!」という言葉ばかり。

つまり、それはそのような世界を経験したことがないからこそ起きてくる事。でも、前回も書いたように人間の幸せはあるリズムをもった生活からくるのであろう。

つまりリズムとはある刺激を持って作り上げられる。人生で言えば毎日刺激の多い生活ばかり行っていると疲れてしまうし、そうかといって刺激のない生活ばかり送るとまた疲れてしまう。程よいバランスが必要だ。

自分に「なぜ生きているのか?」と問われれば「刺激を求めて」とすぐに答えるだろう。刺激のない世界で生きることは自分にはとても出来ない。では、何の刺激を求めているのだろうか。

やはり生きていることを感じる刺激。それは五感を通じて感じる刺激と精神を通じて感じるものがあろうが、私も皆さんと同じように精神の刺激を感じていたい。

美しいものを見ても美しいと感じねば何も意味はないし、音楽では、いい曲といわれても自分にとって心地よくなければ悪い曲となる。つまり受け取る側がすべて決めていくことになる。これを簡単に言葉で換えれば結論は「好き」か「嫌い」かである。幸せな人生の送り方も同じことが言えるのだろう。

ここに、ハーバードビジネススクールで伝えられている話を紹介する。

ハーバードビジネススクールといえば世界の経済を動かす野望を持った連中があつまる登竜門。だからこそ彼らはビジネスモデルを作り上げ、その一つの結果として巨大な富を作り出すことに夢を抱く。その富と幸せの関係を述べた話としては面白いだろう。

ある片田舎の漁村。そこに魚とりで有名な男がいた。

毎日、朝早くから海に出て魚を取っていた。彼にとっては海は子供のころからの遊び場、すべてのことを知っていた。漁が終わり浜に戻るとその魚を仲間とともに焼いて食べ、残りの魚は市場に持っていって売り、そのお金で食材や子供たちのおやつを買い小さな家に帰っていくのであった。

家ではお父さんの帰りを待った子供たちが外に飛び出して彼を向かえ、家族一緒に楽しく夕食を取り、皆がお父さんの話に耳を傾けていた。そして子供たちにお休みのキッスをしたあとは、ウイスキーを片手に妻と一緒にテラスに出てきれいな星を眺めて暮らしていた。

そうしたある日、あるエリート校を出た名門投資銀行に勤めている身なりのいい男が尋ねてきた。そして彼に言った。

「あなたの漁におけるすばらしい能力は遠いウォール街でも届いています。そこで、あなたの能力をもっと生かし事業を一緒に行いたく、ここまでやってきました。」

そして彼は話し出した。「あなたの捕ってくる魚の鮮度はとても高い。この小さな島だけで売っているのはもったいないと考えます。もっと他にも売っていくべきです。たとえば、隣の国に売ることも考えてはどうでしょうか。さらに漁の効率化を図るために、新たな漁船を購入し経済活動的な運営を行いましょう。そして、こういった事業を行うにあたっては優秀な人材も紹介します。そして、この事業がうまくいったら、今度は競合相手を企業買収しましょう。これにより、事業における間接部門の合理化もできますし、新たな顧客の獲得もできていきます。また、収益率も収益も良くなって行くでしょう。その後は株式公開を目指しましょう。公開すべき市場は世界にもいくつもありますが米国ナスダックなどがいいのではないしょう。私たちはこういった成長企業への投資家を多く知っていますからご紹介します。」と、一連の夢あるビジネス構想を力強く説明した。

その後、漁師は尋ねた。

「それでその後、私はどうなるの?」

彼は「えっ!」その言葉に驚いた。そして、すかさず言った。

「きっと皆もうらやましがるような多くの富を手にすることができるでしょう。そうすれば、毎日海が見れるような大きな家を買い、友人と素敵な食事をし、時には奥さんを誘ってのデートもできますよ。お子さんにも良い教育を与えるチャンスも作れます。こんな夢のような毎日がおくれるのですよ・・・。」

すると漁師は言った。「それは、今の生活となんら変りがないね。」と。

皆さんは、どのような幸せな人生を送りたいですか?

人はどんなことをしても生きていける。

2007.03.16

発展途上国に行くといつも思うことがある。人はどんなことをしても生きていけると。

都心を離れ田舎町に着く。ここは同じ国といえども都心と違いかなり物価が安く感じる。軽食であれば120円も出せば十分だ。しかしこういったところでさえも、アパートに住むこともできず高床式の粗末な小さなバラック小屋を立てて生活している人たちがいる。この人たちにとってたとえ100円といえども非常に高く感じるのだろう。

家の前では、父親がタバコをふかしていたり、ただボーと外を眺めていたりする。また、子供たちは無邪気に大声を上げて追いかけっこをしていたり・・・。

多分、この家では女性が働きに出て生活を支えているだろう。一日1,000円として一ヶ月30,000円の収入。いやそんなに稼ぐことは無理だ。多分その半分の15,000円ほどがいいとこだろう。これで4??5人を養っている。なんとたくましいことだろう。

日本では会社でリストラされて再就職さがし。でも仕事が見つからない。見つかっても給与が低すぎる。こんなことでは生活ができないと嘆くエリートサラリーマンだった人。

違った場面では、経営がうまくいかない。売り上げが伸びない。これではもう自分は終わりだ。もう死ぬしかない。といった先行きの不透明感に絶望的な考えを持つ経営者。

なんと暗い人が多いことか?一度、そういう人たちには言いたい。

人はどんなことをしても生きていける。

今、私は贅沢まではいかないが、そこそこ経済的にも満足な生活を送っている。でも、明日からたとえ今の給与が10分の1になったとしても生きていける自信がある。それはなぜか?給与が変わっても自分が変わったわけではないから。そして今の状況にしがみついていないからである。

たとえどんなに落ち込み、みじめといわれるような生活を送ることになったとしても、自分はできると信じている。そして、それにストレスを感じないようにする方法も心得ている。

これも自分の運命の一つとして、その状況を素直に受け取ること。

私は性格上これができるのが特徴。ただし、一点違うところはたとえどん底に突き落とされてもそこにはとどまらない。必ず復帰するエネルギーがあるということ。

呼吸法できれいになる。

2007.03.09

使い古された言葉ですが「体の中からきれいにする」。

最近この言葉に実感しています。私の知人で83歳の方がおられます。額にほんの少しシミがあるものの肌がとってもきれいなのです。とても80歳代とは思えないのです。

地肌も白く頬はほんのりとピンクがかり、まるでワックスでも塗っているようなつやつやしている美し肌。30代前半の肌に自信のある女性の方とくらべても遜色はありません。鼻もきりっと高く凛々しい顔をなさっておられ、たぶん老人モデルにしたら日本一になれるだろうと私は思っています。(また、グレーヘアーでスタイルもよく、何よりオシャレです)

私は仕事柄もあり多くの女性とお会いでき、その度にきれいな肌を見る機会は多いのですが、これほどまでに年齢に合わない肌を見たのは生まれて初めてです。それも男性ですからね。

「何か特別なことをなさっているのですか?」と尋ねたところ。
「これといって何もやってないですよ。」とのこと。
「なのに、なぜこんなにきれいなの?」

お話を聞いているうちのわかったことがあります。しっかりと栄養的にもバランスの取れた食事、そして適度の運動(よく歩かれるそうです)、それに何事にも興味をもたれる好奇心、さらに美しいものを見たり人に何かをしてあげることを喜びとしている生活といった精神的な充実感が日々の生活にみなぎっているのです。

「ああ、今日の空気はおいしい。力いっぱい深呼吸しよう・・・」
「本日の一番の喜びは、この“おいしい野菜”を食べれたことですね」

というようにその言葉には感じたそのままを伝える何の飾りもない美しさがあるです。まさに幼稚園のあどけない子供から出てくる言葉と同じです。そしてよく食べられ、よく話され、まさにアクテブエイジ(Active Age)という言葉は、この方のための言葉であろうかと思うくらいです。その時に思ったことは、この方は精神的健康と肉体的健康の両方に満足されているのだろう。

では、その肉体的健康の秘訣は何なのでしょう?

一緒に夕食を取らせていただいた時の食欲旺盛の姿を見ながら「この方はきっと内臓と心臓が人一倍強いのだろう」と思いました。

そういえば、私にはインド人の友人がいますが、彼は私に「健康には呼吸法が大事だ!」と言っていました。日々の健康は内臓を健康に保つこと。そのためには内臓を常にリラックスさせておくことが必要と。

『浅い呼吸ではなく吐いた時は体が前に。また、吸った時は後ろに体が反るほどの深い呼吸をすることで横隔膜を大きく動かし内臓を持ち上げ、また、降ろすことを意識するようにすることなんだ。普段、無意識に行っている呼吸をこのように行うことで、内蔵は外からの力で揺り動かされる。これにより血も内臓に滞ることなく内蔵機能も高まるのだよ。』

呼吸でもって内臓をリラックスッさせるとは人間の体はうまくできているものだな。と、当時は関心しましたが、あらためて目の前の紳士の食事後のゆったりとした深い呼吸をみて感じました。

日々の知らぬ行動の中で健康を保つ方法としては、やはり呼吸法かも知れませんね。武道においても呼吸は精神統一上とても重要な役割を持っていますが、美の世界、健康の世界においてもその役割は図り知れないものなのですね。

「美しさは体の内部から」それが日々の呼吸でできるのですから。

皆さんも寝る前の5分程でいいですから、大きく深呼吸をしてみませんか。

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