ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

親を立派と思う若者たち。

2008.10.20

先日、TVを見ていましたら、

街の商店街より人が遠のき始め、商売を止める店が増えだした。

といった事を報道していました。

『時代が変わり、これだけお客が少なくなっては子供たちに「この商売を続けてくれ」と言うのもかわいそうだし・・・』

店のご主人もが悲しげにインタビューに答えていました。

こういった中、こうした閑散としてきた商店街に人を呼び戻そうと若者を中心に活動が行われています。

彼らは、色々なアイデアを出し合い実行に移していくのです。

でも、それがうまくいくかどうかはわかりません。

彼らに、期待と不安がつのります。

そういった若者らにレポーターがインタビューするのですが、

その答えに感動したものがありましたのでここで紹介します。

(レポーター)

皆さんは親の仕事を受け継ぐ2代目であるわけですが、今後もこの仕事もずっと続けていくおつもりですか?

(若者たち)

俺たちは続けるよ。

確かにお金儲けのことを考えれば、こんな職人的な仕事や商売はやってられないと思うよ。

仕事を変えればもっと稼ぐことができるかもしれないからね。

でも、おれの親父たちが今まで一生懸命やってきたということは、

とてもいい事をしているからだと思うよ。

だから、おれも親父のいい事を引き継ぎたいのさ。

そして、俺はなにより、もこの町が大好きだからね。

と誇らしげに言うのです。

これを聞いて、いま世界で起きている金融問題で失業していく者たちのことが頭に浮かびました。

つまり、人のお金を運用して贅沢し、

高級車を乗り回してきた銀行・証券会社の者たちの生活が追い詰められています。

その原因は彼らが結局は何も生産性ある仕事をしていなかったからです。

このことを今まさに彼らは実感していることでしょう。

今まで人の金で相撲をとり続けてきたわけで、

そこにリスクという衣を何枚も着させ、

魅力的に見える金融商品を出してきたわけです。

しかし、そこには彼らがプライドを持てた仕事といったものはなかったのだろうと思います。

単に大きな金を動かす自分たち、

あるいは多額の所得を稼ぐ者たちの行為が世界に対して価値のあることを行っているように

勘違いしてしまっていただけのことなのでしょう。

そういった金融マンたちと比べ、

今回の商店街の若者たちの持つプライドの高さと、

親を尊敬する心に私は嬉しさを感じました。

思い出。

2008.10.10

今月5日に、名俳優の緒方拳さんが亡くなられました。

その訃報を聞き、多くの芸能関係者の方が生前の緒方拳さんの思い出を語っておられました。

その思い出話を聞きながら、

『思い出』って、どういうときに起きるのだろうか?と、ふと思いました。

私は五感の中では視覚が一番記憶に残るものだと思っています。

「百聞は一見に如かず」と言ったことからも、そうなのだろうと思っています。

でも、『思い出』は違うように思います。

子供頃の『思い出』や青春時代の『思い出』を呼び起こすのは、私にとっては「匂い」や「音楽・音」であったりする方が実は多いのです。

皆さんはどうでしょうか?

街を歩いていてふと漂ってくるこの匂い「そういえば、子供の頃、レコード工場の裏で鬼ごっこして遊んでいると時にかいだ匂いだ」とか「海外旅行であの街を訪れた時の匂いだ」とか、その「匂い」でその頃の行動を思い出します。

また、昨夜はあるテレビ番組で「この40年間における心に残る歌」と題して色々な音楽を流していました。

それを聞きながら、「あの時はいい青春時代だったなあ〜。皆で駆け込んだ居酒屋でかかっていたいたよな、この歌。」「彼女とうまくいかなく落ち込だ時に流れていた喫茶店での音楽。」などと、「音」からの『思い出』って、案外多いものだなと感じました。

ですから、『思い出』作りには「香り」や「音」が大事なんだと思います。

ですから、音楽の世界にも「匂い」がついた音楽などが出てきてもおかしくないように感じています。

映画などは映画館と提携してこういった工夫をすればいいのに。

突拍子もない話となってすいません。

皆さんも子供や相手に『思い出』を与える時は、この「音」と「匂い」を少しは気にして行動してみたら、いい『思い出』を一生与えることができるかもしれませんね。

お母さんが口ずさみながら、おいしい玉子焼きを作っていた。

あるいは、まな板でコットンコットンと大根を切る音などもそうですものね。

思い出はまさに人生の宝ですから・・・。

連休取得。

2008.10.03

皆さんは、海外のリゾートに行くと多くの外人がゆったりとした感じで時間を過ごしているのによく出合うと思います。

私もそうです。

たとえば、あのピピ島で有名になったプーケット。

ここにも多くのヨーロッパ人が毎年遊びに来ています。

多分10時間ほどかけて、あのサンサンとした太陽ときれいな海を求めてくるのではないでしょうか?

それも家族で来られている方も多いですよね。

こういったところに、日本人も多くはいるものの、ほとんどが4日ほどで帰国。

その後、ほかの地域に旅行すると行った事はないですよね。

この原因は単に時間がないためです。

土日にくっついた祭日をねらい、これに連続して2日ほどの休みを取って5日ほどの旅行で来られる方がほとんどです。

ほかには、GW・お盆・年末休みを除けば日本人には5日以上の連休を取ると言うことは大変と難しいようです。

でも、旅行をしているヨーロッパ人と話していると、ほとんどが2週間・3週間のバカンスを取って遊びに来ています。

そんなに連続して休みをとったら会社生活がなくなると思ってしまう日本人ですが。

ドイツでは話によると3週間ほどの連休は当たり前のようです。

彼らにとっては「えっ!、日本にはないの?」といった感じです。

ですから、この時期に彼らは今までやりたかったことを思う存分やっているようです。

彼らのライフプランの中にしっかりこのバカンスが入っているのですよね。

こうして考えて見ると、日本の会社に有給休暇はあるものの、あまり有意義に使われていないとなると。

もっとその使い方を企業が率先して決めてあげればいいような気がします。

休暇の総日数ではなくて、「連休休暇○○日、および有給休暇○○日」といったような、連休を奨励するようなシステムが合ってもいいような気がします。

2週間もあれば、ある目標に対し(遊びであれ研究であれ)しっかり成し遂げることができますし、しっかりと休んだ気がしますからね。

いい企業というのは、もしかしたらこういった連休制度が整った企業でないのかななどと遊び大好きの私はいつも思っています。

「当社も早くそうなりたいな・・・、そうしなくては!」と私はあせります。

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