今年の正月はどこにも行かず東京(自宅)におりました。
この時期、さすがに東京の道もガラガラでまさに車で動くなら最高の時期です。でも、私は車には乗らず、天気も良かったこともあって港区のあちこちをプラプラと歩きまわりました。すると感じたことがありました。
『東京はどこを歩いてもきれいだな〜』
ゴミも落ちていませんし、アスファルトの上に土埃もなく、水で洗ったようにきれいな表面。前日に雨が降ったわけではないのですから、やはり普段からきれいなのでしょう。また、公園に行けば花壇にはきれいに花が植えられ、私たちに「春がくるのを楽しみにしていてね。」と歌っているようです。ですから歩いているととても気持ちがいいです。
しかし、こういったきれいな街を維持するには私たちが想像する以上に多くの人の手がかかっているのでしょう。
そこで、私はふと思ったのです。
今は政治に対し国民の関心が薄れています。
「政治家は何をやっているの?何もやってくれていないじゃない。単なる陣地争いをやっているだけじゃない。政治家はいつも自分のことを考えてばかり、まったく国民のことは考えてない!」等々、いろいろな批判的な意見が多くあると思います。決してプラスの意見を聞くことはありません。
しかし、そこで考えなくてはいけません。
確かにそういった日本であることは事実ですが、政治が混沌としている国あるいは発展途上国と比べると街は段違いにきれいです。そしてとても清潔です。これはやはり・・・
(1)国がしっかり街を維持していること
(2)国民が規律正しいこと
(3)教育が行き届いていること
(4)一般生活が苦しくないこと
が大きな原因と思います。
ですから、こういったことを私たちは日頃から感じておかなければいけないですし、知っておくことは日本を良くして行くためにとても大事なことです。
そのためにはどうすれば良いか。
それはずばり、「肌で知るボランティア活動」だと思ったのです。
それも子供たちにそれを教えることが大切であると。
具体的には、義務教育の授業の一つとして公共活動をどんどん受けるのです。
少なくとも週に2時間ぐらいは欲しいですね。街に出てゴミを片付け、花壇の手入れ、公園の掃除、通路の掃除などはどうでしょうか?
公園に行けば浮浪者に会い、何故この人達は働かないのだろう。どうやって生活しているのだろうといった社会への問題意識も高まることでしょう。
これらを通じて、子供たちは国が行うべきこと、現在行っている状況を知るでしょう。
こうやって一生懸命に街をきれいにしているのにもかかわらず、ゴミ箱にゴミを捨てず、あちこちに捨てる様な人が何故いるのだろう?といった疑問も出てくるでしょう。
町がきれいになると幸せな気分になると思っているのに・・・と言ったような、公共を大事にする意識、つまり街を自分の家と同じように大切にするような考えも芽生えてくるのではないでしょうか?
自分の家にチューリップの花をたくさん飾るより、駅から自宅に帰る道、学校に通う道にチューリップが咲いているほうがもっと嬉しいといった子供たちが育ってくれば、きっと日本の20年後は大きく変わると思います。
「子供の教育こそ、日本を良くする王道」と私は信じています。
このためにも今の大人がもっとしっかりしなくては・・・。