ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

政治学者 姜尚中先生 講演会

2009.06.05

今週は東京大学大学院教授 政治学者である 姜尚中(Kang Sang-Jung)先生の「オバマ時代の日本とアジア」をテーマとした講演を聴きにいってまいりました。

TVなどで論説家としても有名な先生の物静かな口調の中に研ぎ澄まされた頭脳から導き出されるその冷静な分析能力にいつも憧れを持ち、一度先生の講演を聴いてみたいといった願望が以前からあったからです。

講演の内容はブッシュ政権とオバマ政権の大きな相違点とともに、先生は特に北朝鮮の核開発行為についてお話を広げられました。

私は今回の講演はオバマ政権のアジア外交政策と政権発足後の100日を見ての先生の見解を述べるものだと思っていましたので、この講演の半分を費やした北朝鮮問題における先生のお話が聞けることは大変ラッキーな事でした。

日本のとるべき道の言葉の中に拉致問題を大事するからこそ、まずは間違えば大きな問題を引き起こすことになる核問題を片付けなければいけないといった感情ではない、現実を見た行動をすべきだと説かれました。

その言葉の中には新聞などの論評内容とは大きく違い、先生の日本を愛する心「愛国心」がしみじみと私には感じられました。

学問の世界はとかく勉強、勉強といったイメージがあった私の中には、決して頭でっかちの世界ではなく、その研究の中に「愛」といったものがあることを感じさせられたすばらしい講演でした。

是非、皆様もどこかで先生の講演を聴くチャンスがあればご聴講ください。

まるで牧師さんが話すような柔らかい語りの中に先生の心深い人間性を感じさせてくれるでしょう。

講演の最後、先生と握手をさせていただきましたが先生の握手は力強かったです。(私も力をこめてしましたが)。

一般聴講者に対してもいい加減な握手をしない先生の生き方がそこにも感じ取られました

帰国前の駐在員の奥さまたち

2009.05.29

以前、海外駐在員が帰国時になると、駐在の延長を希望することが多いとお話ししましたが、結局、帰国することになると奥様たちがおやりになるいくつかのことがあります。

「そこで問題です。ここバンコクにおいては一体それは何だとおもわれますか?3つお答えください。」 言われて見ればすぐ納得できる答えばかりです。

ヒントとしては日本で行えば高い費用のかかること。
そして女性であれば誰もがあこがれることです。

さすが女性ですから全て美にかかわるものばかりですね。
気持ちがわかります。

では、少しご説明しましょう。

日本では3mm四方で7000円ほどとかかると思いますが、こちらでは気になったところをいくつかやってもらって2万円ほどで終わります。

つまり3万円もあればかなりの部分をやっていただけると思います。

ただし、レーザー治療の後は、1週間ほどで患部のかさぶたがとれ、その後に新生の皮膚が出来ますから、この皮膚に負担をかけないような手当てをすることが大事です。

むずかしい手当てではないのですが、やはり、顔となれば最後まで先生にみていただけるほどの時間のある駐在員の奥様にとってはその方がいいですよね。

日本では歯一本辺り6000円前後と思いますがこちらでは、10本ほどで3万円ほどです。

一度に全てを行なわないのが一般的ですので、駐在中におやりになる方が多いようです。

リラックスして美しくなる世界がそこにはあります。

値段もこの分野はまちまちですが、2時間ほどで高級店で2万円、一般であれば7000円から8000円ほどです。

多くの店がつねにサービスプロモーションを行っていますから、それを受ければいいですね。

毎週、エステなんてまさに芸能人なみ。

まあ、こういったことをし尽くして、帰国なさるマダムたちでした。

タイの豪雨はものすごい

2009.05.22

昨日の雷雨はすごかったです。

いよいよバンコクにも雨季の季節がやってきました。

こちらの土砂降りは実にすごいのです。

昨日も夜中の2時ごろから4時ごろまで。その雷といったらなかなか日本では聞くことのできないほどの爆音です。

子供がいたら「雲の上の鬼が怒っているのよ。毎日悪いことばかりしていたら、鬼が降りてきておへそをとられてしまわいますよ!」というのにふさわしい程、驚くほど大きい音ででした。

この豪雨は朝からの時もあれば昼間、あるいは夕方と時間に関係なくやってきます。

しかし、長く続くことはなく1時間から1時間半でおさまるのが普通です。

今回の出張でもこの豪雨に何度も出会いましたが、これに会うともう最悪。

無論、足元はずぶぬれになることはもちろんなのですが、それよりも交通がほとんどマヒするといってもいいくらいのすごい渋滞になります。

タクシーが捕まらないことももちろんですが、そのタクシーを捕まえるまで外に立っているだけでもずぶぬれです。

乗ったとしても進まない。
15分程で行けるところが1時間以上かかるといった事はごく普通のことです。

しかし、交通手段に対して自分は何もすることが出来ないので、せめてずぶぬれとなることは避けるために、特に靴がべしょべしょになることを避けるために、私はいつもこの時期にはビニール袋にサンダルを入れて歩いています。

いざ豪雨となったらすぐサンダルに履き替えです。

一方、この豪雨が多い季節でも道路端では屋台はしっかりと営業しています。

ビーチパラソルが風に飛ばされないように近くの木や柱に紐でしっかりと結びつけ、周りにビニールをたらして雨を防いでいます。

そして豪雨が去るとビニールを引き上げ商売開始。

こういった毎日を彼らは送っています。実に彼らはたくましい。本当に尊敬します。

こうった生活パターンを嫌がっていては生きていけませんからね、本当にすごいです。

「生きるためには頑張らなくてはいけない。つべこべ愚痴を言ってもしょうがないじゃない。」といったことをまざまざと私に見せてくれます。それも毎日の行動で。

ですから、これを見るたびに私はいつも勇気づけられています。
だから私は東南アジアが大好きです。

一方、この雷雨が少し収まると、雨宿りしていたバイクがいっせいに走り出します。

でも雨はまだやんでいません。

バイクを見ると傘をさして女性が横乗りしているではありませんか。
「おいおい、これあぶないんじゃないの?転んだら大怪我だよ」と、こちらが心配するほどです。

でも彼女は平然として乗っています。
この光景は日本では絶対に見られないですよね。こんな芸当が出来るのは運転がうまいのか?それとも女性の乗り方がうまいのか?私にはよくわかりません。

その上、こうした女性の中には自分だけに傘をさすのではなく、運転手にも傘を親切にかざして乗っている人もいるのです。

でも運転手はこれでは前がよく見えなくて運転しにくそうです。

「この親切はまさに大きな迷惑。」といったところでしょうか。

ともあれ、今日の朝起きて外を見ると早朝の豪雨で道には15cmほど水がたまっています。

これでは今日もタクシーを捕まえるのに時間がかかりそうです。

そして目的地に行くまでに何分かかることやら・・・。

朝8時の約束で20分ほどで行けるところにもかかわらず、早朝5時半に起きて外出の準備をすでに始めた私でした。

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