ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

中医院での受診

2009.10.30

先日の日曜日、タイのスタッフが体の調子が良くないので病院に行きたいといってきました。

「どこの病院に行くの?」とたずねると、普段通っている漢方を出してくれる中国のお医者さんのところに行くといいます。

私もそのような病院には行ったことがなかったので、「僕も一緒について行っていい?」とたずねると「いいですよ。」と答えてくれました。

そこで、せっかく行くのなら、「どこか悪いところはないか僕も診断受けられますか?」とたずねると「大丈夫です。診てくれますよ。」というので、一緒に中医院に行ってきました。

その日は日曜日であるにもかかわらず病院はやっており、患者さんも待合室をすべて埋め尽くすほど多くおられました。

私は初診の受付を行い、体重と血圧を調べてもらった後、内科のドクターへの診断カルテを受け取り診察室へ。

診察を行ったドクターは年配の中国の広東省出身の方でした。

まず、いくつかの質問を私にしましたが、これといって健康の悩みのない私ですので、すべて返事は「No]。

問診を終え、手首をつかんで脈を何度も調べ舌の色をよく観察した後、結果は、「これといって別に悪いところはなさそうですね。

ただ、血液がうすいようでが、めまいなどをおこしませんか?」とだけ尋ねられました。

しかし、めまいをおこすこともないので「No」。

「では、これといった特別な薬も必要ありませんが、もしお望みであれば年齢に合わせた漢方薬を処方して差し上げましょう。」ということで、すらすらと流れる筆でカルテに10種類ほどの漢方名とその調合割り合いを書き私に渡してくれました。

書くのを見ながら「年齢は高くてもしっかりしたものだ」

また脈を診て、血の薄いことがわかるとは・・。

と、思っておりました。

実際、日本で血液検査を受けると、時々「貧血症ですか?」といわれたことがありましたから、まさに回答はずばり的中というわけです。

これ、中医学のすごさか?

そして診断書を持ち会計窓口で会計を済ませ、その後調剤窓口に行きました。

薬は乾燥した草の状態でくれるのではなく、ここではちゃんと煎じたものを一回づつの量に小分けしてくれます。

これはうれしいですよね。

家で煎じるとなるとどの程度の時間煎じればいいかわからないし、その濃さもわかりませんからね。

その上、うれしい事に薬が出来るのを待ち持って帰るのもよし、翌日であれば待たずに届けてもらえること。

それも400円ほどの配達チャージを払えばOK。

ですから、私は届けてもらいました。

そして、皆さんが気になるそのお値段。

初診料・診察・漢方薬(2週間分)合せてなんと1200円!!。

驚きの値段です。

日本であれば薬代だけで2万円はとるでしょう。

この差は何?といった感じです。

もし、この漢方薬で調子がいいようなら、「これからもここに時々行こうかな。」と思っている私です。

なお、私がいった病院は「華僑中医院」です。ここは西洋医学治療も行っていますが、別の建物で行っており、私の受けたのは中医治療ということになります。

私にとっての旅

2009.10.23

旅行は私の1つの趣味でもあります。

でも有名なところにいくとか、話題のところに行くといったことは好きではありません。

皆が知っているところのほとんどはガイドブックに掲載されていますし、あえてその場に行かなくても書物を読めば内容はわかります。

また、その現場に行って自分で写真を撮るよりも、上手に撮ってある写真集がたくさんありますからね。

つまり、そこにわざわざ行くのは本に書いてあることを再確認するような旅のような感じがして、どうも自分には合わないのです。

私にとっての旅行はなんと言っても発見を求めての旅なのです。

今まで、自分が気づかなかったり、当然と思っていたことがそこでは当然でなかったり、自分自身の発見、人とのふれあい、やさしさ、厳しさ、自然の雄大さや尊さなどを感じ取ることを求めての旅なのです。

人の後を追うのでなく、真似をするのでもなく、そこに行き自分で感じ、それを大事にしたいといった旅が私は大好きです。

今は中欧、東欧に興味があります。

地球は本当にステキだと思います。

色々な文化、人がいて一生懸命に生きています。

そんな地球をいつまでも大事にしたいと思います。

生きている間にできるだけ感じ取れるものは感じ取っていきたい思っています。

銀杏

2009.10.16

先週は3日間の連休でした。

東京は台風が去った後ということもあって、真っ青な空の秋晴れ。

久々に街をぶらぶらしました。

いちょう並木に通りかかり、ふと足元を見てみると銀杏が一つぽつんと落ちていました。

「ああ、もうすっかり秋になったなあ〜。」と、しみじみとそれを見て感じました。

そういえば私が小学生の時に「この銀杏、茶碗蒸しに入れるとおいしいけれど、高いのよね」と母が言っていたのを思い出しました。

当時、友達と遊んでいると銀杏がたくさん落ちている場所に出くわし彼と一生懸命拾い、臭い皮をつめではいではポケットにたくさん入れてもち帰ったのを思いだします。

しかし、皆さんもご存知のとおり銀杏の実の皮はものすごく臭いですよね。

「何でこんなにくさいの?」と思うほどですよね。

ですから、手はものすごく臭くなるし、ポケットの中も臭い匂いで充満、家に帰ったとたんに「一体、何をしてきたの!」とビックリした母の顔。

ポケットから銀杏を出して、「これ、拾ってきたんだよ」と一言。

母もうれしい顔をするもののなんともいえない面持ち。

そのとき母が教えてくれたことは、銀杏の皮は手で剥くのでなく、皮がついたままでよいのでそのまま持ち帰り、しばらくそれを土に埋めておき皮が腐ったところで掘り出して、皮を剥くのよ。

そうすればこれほどまでに臭くもないし、簡単にむけるのよといった方法。

「なるほどそうすれば、皮もやわらかくなって簡単に剥けるよな。それでないとあんなに臭い皮むきなど誰もしないよな。早く知っておけばよかった。やはり大人は頭が良いんだな。」とつくづく思った小学2年生の私でした。

秋になるとビニール袋をもって銀杏を拾っている光景をよく見かけますが、多分この人たちは皆この方法を知っているのでしょうね。

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