爆音を響かせ走りぬくF1。
男女問わず人気のあるレースからトヨタが撤退することが決まりました。
これには私もびっくりしました。
何といっても、世界のトヨタの撤退ですからね。
F1はまさに車のメカ機能を見せ付けるレースの象徴でしたから。
エンジン機能、コーナーリング機能、加速性などまさに速い自動車・格好いい自動車を追い求めてきた人達にとっては非常に興味をそそるレースでした。
しかし、私はそれほどまでに興味はありませんでした。
それは、そこまで早く走るところも日本にはないし、車は普通のスピードが出ればよい、あるいは走ればよいといった程度でとらえていたからです。
ですから、若いときの車はいつも中古車。
それも古くても良いからなるべく車検の長くある車を求めて乗っていました。
購入価格は、そうですね、20万円以下でしょうか。
つまり1.年半ほどの車検がついているとすれば「毎月12000円ほど払っていれば乗り放題の車。」といった考えです。
そして、この価格でもエアコンがしっかりと効き、雨漏りがしなければ大満足といった感じでしょうか。
実際、屋根が錆びて穴が開いたときも、チューインガムをつめて穴をふさいでいたくらいですから、あまり車の性能に固守しない私です。
その上、むしろ高い車を無理して買って、傷をつけられたりすると気になるといったようなことがあるくらいなら、少々ぶつかってへこんでも、傷が付いても気にならない程度の車であれば気が楽ですからね。
でも、これだと女の子にもてないかもしれませんけど・・・・。
話を元に戻し、今やF1はさほど一般人の興味を引くレースでないのかも知れません。
あの爆音とガソリンを垂れ流して走る車は別次元。
むしろ、音が静かで、燃費もよく、楽な運転、安全性、快適性、そしてエコといったやさしさを求めた車が今は人気ですから、そちらのほうに関心が向くのも当然です。
実際、F1はこれに逆行します。
まして年間100億円以上もかかる運営費となると企業にはとても負担です。
もし、これだけのお金をかけるのであれば、直接販売に結びつくようなことや、新たなエコカーの開発に使ったほうが良いと考えるのも無理はないでしょう。
一方、パリ・ダカールラリーからも撤退した三菱自動車。
幾度かの優勝をなしたにもかかわらず経営不振からの脱退でしたね。
今回のトヨタのF1脱退とは内容が違いますが、今まで私たちが知っていたラリーやレースから日本車がなくなることは、やはり寂しさを感じます。
若い頃、アフリカの砂漠でパリ・ダカールラリーに間違って遭遇、一緒に少しつっぱしったことを思い出します。
あの走り方はすごかったな〜。
車を持てば税金、車検、駐車場料金、保険、燃料等々がかかります。
街に出れば別途パーキング代。
違反をすれば罰金などのリスク。
お酒を飲んでは運転もできません。
こう考えるとどこまで高級車といったものが生活に必要なのかというと、さほどお金をかける必要はないように思えてきますね。