ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

小子化

2010.01.22

毎年、一月は「これからの日本とは」又は「今年の日本」といったように将来の展望に対して政治・経済などへ色々な記事が書かれています。

私も同じように、会社をどのように運営していくべきか、また今年自分は何を目標とするかなどといろいろな計画をたてますが、皆さんもきっと同じ事をしておられることでしょう。

そして、この思いをもち初詣に出かけ祈願したことでしょう。

しかし、最近特に思う事があります。

それは日本の将来です。

子供たちに夢を持たせたい、彼らに負担をかけさせない日本国創り。

そして日本を世界から尊敬されるような住み良い国にするにはどうすればいいのかといった、日本の将来を考える事がよくあります。

それは今、世界的に地球環境と言った大きな事に目を向けていますが、確かにそれも大事なのですが、その前に自分の足元であるこの日本の存続が危ないと感じるからです。

私が日頃思うのは「時の力」、すなわち時間のエネルギーです。

これはだれも止める事が出来ません。

ですから、将来起きることに対しては事前にしっかりと手をうっておかねばいけません。

そこで私が深刻に思うのが日本の少子高齢化問題です。

今の日本の平均年齢は45歳弱。

しかしこのまま少子化が進めば15年後の2025年には55歳ほどになります。

そして65歳以上の方が30%以上。

すでに年金生活が始まることを考えると勤労者一人で老人1人の面倒を見なくてはいけなくなるといった状態です。

そういった社会が来る事ははっきり今の時点からわかっているのですから、こういった負担や苦労を若者にさせてはいけないと強く思います。

もしそんなことになれば彼らは「誰のために働いているのか?」といった気持ちになる事でしょう。

ではその解決策は何か?

やはり若者を増やすこと、つまり子供を増やすことですが、今の女性の結婚観は「子供はいればいいけど・・・やはり自分の人生を楽しみたいわ」といったことで、結婚は35歳以降でいいわ。子供も一人でもいいわ」といった女性の方が多いようです。

この内容を聞く限り子供が増えていくといった期待感はありません。

この様な心理状態が続く限り少子化は防げません。

日本を良くするのにそれを築く人がいない、こういった時代に我々は今まっしぐらに走っています。

一方、高齢化が進み看護を要する老人もどんどん増えてくるでしょう。

しかし、その受け入れ施設も少なければ、それを十分に行う人手も我国にはありません。

ロボットで看護を行うのでなければ別ですが、基本的にこれを解決するには海外から看護人を呼びこむしか方法はないと思うのです。

でもその人数や条件に対して現在、国は規制を設けています。

それでは一体どうするのでしょう。

このままでは20年後先には看護を要するような老人が増え、街中では子供の声が聞こえなくなるような日本が訪れてくるのです。
我々は絶対にこんな日本にはしてはいけません。

我々はもっとこの問題に真剣に取り組む必要があるのと思っている私です。

また、政治もこの点をもっともっと強く国民に伝えなければ、皆も他人事のように15年や20年先のことを何も思いはしないと思うのです。

それほど皆も自分の生活でいっぱいであるし先の事を考えると言う事はむずかしいことなのです。

今、真剣にこれを考えなければ日本をつぶすことになるのです。

ともあれ、この問題には女性の協力がなければ絶対に解決できない問題である事は確かなのですから、女性の方も真剣に子供を生むとはどういうことかについてよく考えてもらいたいと願っています。

ロシア人が増えた (プーケット)

2010.01.15

先日、週末を使ってプーケットに行ってきました。

プーケットで泊まるホテルは常宿としているエバーソンホテル。

プーケット島の南端にあるホテルです。

しかし、今回行ってビックリした事があります。

それは観光客の様変わりです。

昔はプーケットでは日本人が一番のお客様でした。

でも、今は全く違います。

では、どこの国だと皆さんは思われますか?

多分、中国あるいは韓国と思われる方が多いことでしょう。

それが違うのです。

実はロシア人なのです。

プーケットにある高級ホテルでは80%がロシア人ということです。

ホテルのロビーにはロシア人向けの不動産情報誌が置かれ、そこには高級なヴィラやコンドミニアムが掲載されています。

私の場合も今回急に時間があいたのでプーケットにでも出かけようと思いホテルに電話をかけましたらすぐには部屋が取れず、しばらく電話を待たされてしまいました。

そこで、予約状況を聞くと、「今回は部屋を準備出来るけれども12月24日から年末まではロシア人のお客様で100%満室でしたよ。」とフロントの答え。

そこで、「何故そんなに込んでいるの?」と聞くと最近ロシアからの観光客が非常に増えているとの事。

「では、普段であればロシア人は何%ぐらい占めるの?」と尋ねましたところ、70%前後だそうです。

まさに、これにはビックリです。

そういえば、2年前モルジブに行った時も、「ロシア人が多く来ているなあ〜」といった感じを持ちました。

でも、それはわかりますよね。

この時期ロシアはものすごい寒さ。

これを避けてロシアの新興金持ちがサンサンと照る太陽を求めてこの常夏のモルジブに遊びに来ているのですね。

当時、私はダイビングのために行ったわけですが、彼らのダイビング用の水中カメラは付属品を合わせればトランク1個に相当するぐらい、大きなすごいものをもって来ており、更に水中ビデオカメラまで用意しているのですから、まさにプロ並みです。

「一体、これらにいくらかけているの?」といった感じでびっくりしてしまいました。

沖縄でもこんなにすごい器具を持っている人を見た事がありません。

そのロシア人達が今度はプーケットに押し寄せているのです。

現地では今まで多くいた日本語のタイ人ガイドも少なくなってきています。

それは日本人を相手にするより、「ロシア人相手の方が仕事になる!」ということでロシア語に変更、そちらのガイドに転向するものがすごく増えていることです。

このままだと、このプーケットのいいスポットはロシアのお金持ちにすべて占領されてしまうかもしれません。

まだ、「自国を自国民で守る」というほど深刻ではありませんが、発展途上国においてはやはり生活が厳しいですから、お金作りのために当然土地を売るものもたくさん出てくるでしょう。

まさに世界の金持ちが変わったということをこのタイの避暑地を通じて感じた次第です。

今年初めの災難

2010.01.08

私の趣味の一つに熱帯魚の鑑賞があります。

そして作年のはじめより珊瑚の飼育に挑戦し、それなりにキレイな珊瑚鑑賞水槽を作り上げてきました。

真夏は部屋に24時間エアコンをきかし、更に除湿機をかけっぱなしにして部屋が湿気ないようにと注意を払い水槽を管理してきました。

しかし、それに悲劇が起きました。

それは年末30日のこと。

海水が汚くなったわけではありませんが、しばらく水を換えていなかったので、年末ということもあり海水の交換をおこなうことにしました。

海水の交換作業は今回が初めてではなかったので、順調に事は進み、キレイな水を溜めた水槽になりました。

「とてもきれいになったな〜」と一人感心しながら深夜の1時まで水槽を眺め、いい気持ちで床につきました。

しかし、それから7時間後の朝8時。

起きて水槽を見ると透明の海水が白く濁っているではありませんか!そして、生臭い匂いがします。

すぐにピーンときました。

この匂いと様子から水槽内のソフトコーラルが死んで溶けてしまい、そのために海水がにごってしまったのです。

「しまった!」と思うとともに「何が原因なのか?」と考えましたがこれといって思い当たる原因がありません。

新しい海水も温度調整しながら入れたし、海水は1/3しか換えていないし、海水内のバクテリアの調整もOK、塩分濃度もOKだし、いったい何が起きたのか・・・?

水槽には溶けてしまったソフトコーラルの触覚の白い死骸がフワフワと漂っています。

それを網ですくい、岩に引っ付いた珊瑚はすでに死んでしまっているので取り出すために、手を水槽に入れました。

この時、気が付きました。

その原因に・・・。

それは水温の上昇だったのです。

「手が暖かい?」、そんなこと感じるはずがありません。

普段水温は24度に設定しているのですから。

一方、専用の大型クーラーまで設置、そのクーラーが示している温度は22.6度になっています。

「おかしいな〜?」と思いながら温度計を水槽に入れると31度です。

「あ!確かに暑い。これではダメだ、全滅だ・・。」

かろうじて生きている珊瑚もあるようだが、この温度で6時間以上持ちこたえるはずがありません。

しかし何故クーラーは22.6度なのか?

急いで原因を探したところ、クーラーに海水が流れ込んでいなかったために、これに連動したサーモスタットが稼動せず、海水が冷えたときに暖めるために入れていたヒーターの加熱を抑える事ができなかった事がわかりました。

ですから、どんどん温度が高まってとうとう31度にもなったわけです。

この原因は海水を交換した際にクーラーの配管に空気が入り、自動的にストップしてしまったためです。

しかし、クーラーへの通電ランプは点灯していたこともあり、私はクーラーが順調に稼動していると思い、実際にしっかりと稼動しているかを調べなかったという私の不注意が原因です。

実にガッカリです。

「なんとバカな自分・・」と思いながら再度、海水を交換する私でした。

結局その時かろうじて生きていた珊瑚も2日後には前部死に水槽内の珊瑚は結局全滅。

被害は20万円になりました。

せっかく一生懸命集め大事に育ててきたのに悲しい限りです。

美がなくなる事は非常にさびしいですね。

今は口がない珊瑚に本当につらい目に合わせ申し訳ない気持ちで一杯です。

やはり珊瑚飼育は難しいですね。

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