仕事柄発展途上国にいくことが多い私ですが、仕事の合間を見てはよくジムに行って汗を流します。
これは日本では恥ずかしいことに計画をさぼりがちだからです。
やることは筋肉トレーニングとランニング。
たるみがちの腹筋をしっかりとこの機会に鍛えます。
少なくとも鍛えようと心ざしています。
でも、久しぶりに力をこめて頑張ってしまうために、数日もすると筋肉痛が・・・。
時には翌日にはもう痛みが出てきます。
「あぁ・・、なんと情けないこと。あれしきのことで筋肉痛とは・・・。」といつも嘆きます。
ランニングメーターを見ると2年ほど前は時速13kmほどで走っていましたが、今は11.8kmほど。
つまり10%ダウンです。
これもやはり年なのでしょうか。
それとも根性がなくなったからでしょうか。
他にも発展途上国での楽しみはマッサージをうけること。
とっても料金が安いですからね。
ご存知のとおり日本の3分の1以下です。
店によっては5分の1ということもあります。
ですから、必ず受けます。
リラックスと日ごろの筋肉のコリをとるためという理由を自分で勝手につけて。
しかし、これが私にとっては大間違い。
受ければ涙を抑えての2時間の苦痛との戦いが始まります。
「何故か?」って。
それはまさに筋肉痛のため。
本来は、リラックスや筋肉のコリのほぐしのために受けに来ているのに、マッサージを行う人は筋肉がとてもこっていることがわかるのでしょうか、すじや筋肉をゴリゴリともむのです。
「心配しないで、私がしっかり硬くなったところをほぐしてやわらかくしてあげますからね」とでも言うように。
確かに私はコリをほぐしてもらいたいのですが、これはまさに拷問です。
低いうなり声をあげながら冷や汗をかき枕に顔をうずめる私です。
出張の際には日本でなかなかできないことをやりたい。
そうなると私にとっては筋トレとマッサージになります。
でも、筋トレをすれば、その後のマッサージが痛くなる。
一方、マッサージを受けても体は鍛えられない、体がよろこぶだけだ。
じゃあ〜、今回はどうしよう。
筋トレをやめてマッサージだけにしようかな。いやいや、やめてはいけない。
日ごろ体を甘やかせているのだから、この際しっかり体を鍛えなさいよ!・・・」ともう一人の私が話しかけます。
そしてジムへ向かいます。
1セットのサーキットトレーニングを終え流れる汗を拭きながら、「あ〜、今回もあのつらいマッサージとなってしまうな? いや、もしかしたら痛くないかも・・・? いやいや、そんなことはない、やはり痛いはずだ。でも、次回こそは日本でしっかり鍛えてくるぞ!」と、いつも反省する私でした。