「今年は良い年であった」と終わらしたい12月ですが、大学生の中には今だに卒業後の就職先が決まらずに不安にかられている人が10%弱程いることをニュースで放送していました。
また、一般失業率も5%を超えたこともあり今の雇用状況は非常に厳しい中、政府は学生の就職推進に対し税金を投入してその対策を打ちだすことを表明しています。
しかし、「学生の就職率が100%に満たなかった」からといってそんなに心配することなのかな?」と私は思います。
日本ほど就職率が高い国もないでしょうし、カナダの親戚などと話していると、カナダでは学生の卒業時の就職決定率は60%ほどと聞いていますからね。
むしろ彼らの話からは「日本人は何で就職するの?もし優秀なら自分で独立して何かやったほうがおもしろいじゃない。就職などは絶対にしないけどね・・・」などといった言葉が出てきます。
日本人とはずいぶん違いますよね。
私自身も正直なところ、この意見に賛成です。
若いのだから何でもトライすべきだと思っています。
一方、日本政府が就職難のために税金を使うことは実におかしいと思います。
テレビを見ているともう100社ほど面接を受けた、10社以上断られたなどといった学生が出ていましたが、そういった学生をどこの会社が受け入れるというのでしょうか?
受け入れなければいけなくなった会社がかわいそうです。
確かに就職試験が難しい会社はあります。
でも、そういった会社ばかりではありません。
学生時代に何をやってきたのか?何に自信があるのか?どういった個性を持っているのかといったことをしっかりと面接担当者は見ているはずです。
決して頭の賢さだけで判断はしていません。
ですから、それほどまでに落ちる学生というのは何か問題があるのです。
つまり、4年間の学生生活を通じて自慢できるものを何も成し遂げてなかった、あるいは企業が望むような能力や体力を作り上げてこなかったからだということを認識しなければいけないと思います。
「このまま就職が決まらないなら、後一年大学に残り来年の就職に頑張ります!」といった返答もありましたが私はこれを聞いて、まずこの学生は来年も無理だと思いました。
一年残って何をやるというのでしょうか?就職テクニックの習得なのでしょうか?そんなことまったくの無意味です。
就職試験に何度も失敗しているなら、もう日本の会社はやめて海外の会社に挑戦すれば良いではないか!あるいはもしかしたら自分の視野が狭いのかも知れない。
それなら、一度世界を見回そうということで世界旅行に出かければいいではないか!と私はいいたいです。
こんな就職が決まらない状況になって「自分は困った!困った!」という学生は基本的に生き方に真剣さがなかったのだと思います。
「生きるということは戦である。」ということを知らないことが大きな問題だったのです。
実際そういった学生を育てた大学・文部省もいけないのでしょうが、安易な学生生活を送ったやはり本人がいけないのだと思います。
少なくともこういった人を助けるために皆の税金を投入するのは絶対に間違っていると私は思っています。
助けられるような学生を育てたところでもって日本は世界に対して強くはならないでしょう。
今、日本は世界と戦える強い人間を必要としていることを認識しなければいけません。