7月24日より地上デジタル放送が開始されました。
これに伴い大手量販店はじめ電気街、WEBでは地デジ対応TVの安売り合戦が行われたことは皆さん知ってのとおりです。
しかし、今になって思うことがあります。
当時、総務省は「地上デジタル化にともない今までのTVではみられなくなります。これは今まで受信できていたアナログ電波が地上デジタルになるためであり、これに伴ったアンテナや受信機を持ったTVが必要となります。」とTVで呼びかけを行っていました。
そのため、多くの人は今のTVを買い替えなければいけないと思いこまされていたような気がします。
このため、「今のTVで問題はないけど、地上デジタルに対応していないので買い換えを考えなくてはいけないのかな・・・」と安売りの広告を見て新規TVの購入をした方が沢山いたのではないのでしょうか。
また電気業界もこの時期にさまざまな機能や技術を取り入れたTVを市場に出し、さらに拍車をかけたような気がします。
でも実際、それほどTVはこわれることはありません。
10年位は持つでしょう。
と、いうことは今のTVで地上デジタル放送がみられるならば、無理して買い換えをしなくてもよかったという人が多かったのではと私は思っています。
つまり、買い替えのために10万円前後の出費は必要なかったのではと思っています。
というのは、今になって私自身がわかった事ですが地上デジタルチューナーなどは7〜8千円で替えるし、アンテナも6千円程で買えることがわかったからです。
つまり1万5千円も出せば地上デジタル放送が今までのTVで十分見られるということではありませんか。
それにもかかわらずTVを買い替えなければいけないようなことを述べるのは、まさに電機業界を保護して政策のように思えてしかたがありません。
情報提供するのであれば、「現在のTVで見るには専用チューナーや場合によってはアンテナが必要となりますが、この費用はおよそ1万5千円前後です。詳しくは、お近くの電気店にお尋ねください。または、地上デジタルに対応したTVをお買い求めください。」と伝えるべきだったと私は思っています。
最近はCATVの入ったマンションにお住まいの方が増えていますから、そういった方であればほとんどのアンテナの設置は必要なく、専用チューナーさえ購入すれば今までの
TVを無駄にすることなく使えたのでないのでしょうか?
TV交換の必要があることを前面に出した情報の流し方は少し間違っていたのではないでしょうかね。