先日、水泳をしながら気がついたことがあります。
その時はクロールをしていたのですが、「どのような泳ぎ方をすれば楽に泳げるのだろうか?呼吸が楽になるだろうか?」と考えていました。
呼吸が楽になるには、やはり大きく呼吸することです。
では、「大きく呼吸するにはどのようなフォームがいいのか?」と、私は一生懸命に模索していました。
手のかき方を変えればいいのか、体のねじれをうまく使うのかあれやこれやと考え、試しながら泳いでいました。
でも、そしてわかったのです。
大きく息を吸う方法が・・・・。
それは、実に簡単なことで「大きく息を吐く」ことでした。
息を残さず吐き切ることでした。
当たり前のことと言えばそのとおりですが、私にとっては大きな発見でした。
でも、よく考えるとこの事って社会での生活でも同じですね。
人の話を聞く際、ある偏見や予測を持って聞いていては偏った理解になってしまいます。
あるいはその話を受け付けないこともあるでしょう。
それにはまず「脳を真っ白にして聞く」これってとても大事ですね。
人が新しいことを考えるときもそうです。
いくら考えても答えが出ないのは今までと同じ延長線上で考え、答えを見つけようとしているからです。
行き詰ったときは全く違うアプローチが絶対に必要です。
そうしない限り答えはでません。
まさにここにおいても「全てをゼロに」がうまくいくことを教えてくれています。
息を吸うことは吐く事、つまり「得るためには捨てること」の重要性を教えてくれました。