ピュア・メディカル社長ブログ『HIROの自分が変われば世界が変わる』

チムジルバン

2012.07.20

韓国に行き、リラックスしたい時に私が決まって行くところは「マッサージ屋さん」ではなく「チムジルバン」です。

ちょっと言いにくい名前ですね。

しかし、韓国に行かれた方はご存知かもしれませんが、この場所は皆の社交場といってもよいかもしれないほど、生活の中に溶け込んでいます。

どのお店に行っても家族連れ、恋人同士、近所の友人を誘ってと、色々な方が来ています。

「どういうところか」と、一言で言うと日本のスパを小さくした感じです。

多くはビルにあり(特に地下)、店内にはドーム型をした低温サウナ(最高でも70度程ですが、多くは60度前後)があります。

そのドームの中には、ござやムシロが敷いてあり、中で横たわることができます。

広さは8畳から12畳ほどでしょうか。

このドームの内部は黄土や、宝石・炭・塩などで作られています。

大きいお店によっては、三つほどの温度の異なったドームがあったりもします。

このドーム以外にも床屋、食事ができる広間(休憩室)、売店、仮眠室、トレーニング室などがあります。

ですから朝まで寝ることもできます。

日本のサウナと違うところは、店で貸りたTシャツと短パンを着て入り、ドームの中では男女混合です。(もちろん、脱衣所は男女別です)

そこでたっぷり汗をかいた後は、日本のサウナのように別に完備されている風呂(風呂も店によってはジャグジーなどもあります)やシャワールームがあるので、そこで体を洗い、これで終了といったものです。

また、大抵の風呂場ではアカスリを受けることもできます。

ですから、日本のサウナのように熱くない分、無理なくジワッーとたっぷりと汗をかくことができ、非常にすっきりします。

熱くないから子供たちも来れるのですね。

24時間無休の営業で料金も700円ぐらいですから,是非韓国を訪れた時は行ってみてください。

これのない街はないほど色々なところにありますから。

なお、中にはシャンプーリンスがないことご留意ください。(受付で買うこともできます)

ここで2時間過ごすと体もすっきりですよ。

「命」のある場所

2012.07.13

今週は、多くの方が誕生を喜んでいた上野公園のパンダの赤ちゃんが、生まれて1週間もしないうちに死んでしまうという、悲しいニュースが流れました。

多くの方がその訃報を聞き、残念に思われたことでしょう。

パンダの赤ちゃん誕生は、ここ数カ月、ごたごたした政治の状況にうんざりしていた日本に久々に流れた明るい話題であり、さらにTVでは母親パンダが横になって赤ちゃんを上に持ち上げているほほえましい場面が放送されていただけに、本当に残念です。

上野動物園側も24時間監視体制で万全の対応をして、その成長を監視していただけに、会見での姿にもその悲しみの深さが伝わってきました。

今回の死因は、赤ちゃんを飼育器から親元に戻した後、母親のミルクが気管に詰まり呼吸ができなくなったことによるものだそうですが、これを聞いて、更にどうにもできない原因で死んでしまったことにやるせなさを感じました。

また依然、これに似たことがトキの卵においても起きたことを思いだしました。

保護飼育員の方々が卵が産まれ、その成長を監視カメラで遠くから見守っていた時に、
一羽のカラスがやってきました。

「カラスが卵をつついて殺してしまうのではないか」と保護飼育員の人たちは冷や冷やです。

手をあわせ「神様、どうぞカラスが卵に何もしないように・・」と願うばかり。

これ以上のことは何もできません。

カラスがつつき、もし卵が割られたら・・・・。

それは運が悪かったと思うしかありません。(今回はカラスは何もせず飛び立っていき、その後、卵は順調に育ちました)

まさにこれが自然界なのですね。

「命」というものは喜びと悲しみの間に存在するものだなぁ・・・」と感じさせた両事件でした。

今後のJALは

2012.07.06

今週は、JALの格安航空会社ジェットスターが日本に就航と言うことで話題を呼びました。

更に9月には再上場を目指しているということでJALの社員は活気づいていることと思います。

また、すでにANAのエアアジアジャパンが巡航していますから、いよいよ本格的な空の戦いがはじまります。

さて、JALの再建については京セラ会長の稲葉氏の力で見事に財務面は改善されました。

人事面の大きな壁といわれた乗員組合にメスを入れ、一般社員含め徹底的なリストラ、
関係会社の見直し、路線・支店の削減などにより500億円の赤字企業から2000億円の黒字企業へと変えました。(ただしここまで利益が出ているのも会社更生法の適用などで法人税が免除されていることなどもあるのでしょう)
でも、やはり稲盛氏の力量があったからであり、私はすごい方であると深く尊敬します。

このようにマスコミでは明るい話しばかりがでているJALですが、一方では今後どのように育って行こうとしているのか、その成長路線のベクトルが私にはわかりません。

一般にLCC事業は非常に難しい事業です。

まさに価格競争なのですから。

その上、航空事業を行う上でどうしても避けることのできない壁に「安全性」がありますから、価格を抑えたくてもできない点もあるでしょう。(あるいは法律で規定している内容もあるでしょう)

更にJAL,ANAともにLCCと同じ路線に同族会社の飛行機が巡航しているのですから、同族でありながら二重価格があるということになります。

でも、LCC会社、そして今までの会社はそれぞれ自分らのサービスにはポリシーがあるので、LCCが既存会社より売上を奪うものではないと主張していますが、はたしてそうなのでしょうか?

よほどの不便さを感じなければLCCに流れることでしょう。

そして、売上は乗客数×運航数ですから、乗客数が増えないとなれば既存会社は便数か路線を増やすしか方法はありません。

便数を増やすといっても航空運航上の安全や行政上の各社への割り振りがあるでしょうから、自社だけが増えるというわけにもいかないでしょうし、路線を増やすといっても今まで需要や人気がなかった為に路線が開かれてないわけですから、そこに人をどんどん呼びこもうとするのも大変でしょう。

そうなると運賃を安くしなければならないでしょうから、やはり経営は大変かもしれませんね。

航空業界は、考えると経営が難しい業界のように思いますね。

そんななか稲盛氏の経営手腕は、実に見事で素晴らしい成果を残したと思います。

日本航空の総事業収益とコスト構造を比較してみると、2008年から2011年にかけて
事業費は約1兆7000億円から約8500億円へ半減しています。

これに伴い販管費も半減(約3000億円から約1500億円)し、営業損益は約500億円の
赤字から約2000億円の黒字へ転換しています。

リストラを実施し、路線を減らし、徹底的にコストを削減して、これまでの無駄を省き、
「事業そのものを縮小すること」で利益が出る体制を作り上げたのが、今の日本航空の
状態です。

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